ディア・ペイシェント~絆のカルテ~文庫「第七章 日常」あらすじ、登場人物、感想について!

ディア・ペイシェント~絆のカルテ~文庫「第七章 日常」あらすじ、登場人物、感想について!
ディア・ペイシェント~絆のカルテ~文庫「第七章 日常」あらすじ、登場人物、感想について!

ディア・ペイシェント~絆のカルテ~」文庫「第七章 日常」のあらすじ、登場人物、感想について徹底解説します!

女医がモンスターペイシェント(クレーマー患者)と向き合い成長していく姿と医療現場を赤裸々に生々しく描いた病院サスペンス小説「ディア・ペイシェント~絆のカルテ~」(南杏子著書)。

最終章「第七章 日常」では、すべての謎が糸がほどけていくように解き明かされます。千晶の成長する姿に感動します。

※こちらに第一章から第七章までのあらすじ・登場人物・感想、南杏子先生プロフ、NHKドラマの過去記事がありますのでよろしければ読んでください。
第一章 午前外来 ⇒「第一章 午前外来」あらすじ、登場人物、感想はコチラ!
第二章 夜間当直 ⇒「第二章 夜間当直」あらすじ、登場人物、感想はコチラ!
第三章 オアシス ⇒「第三章 オアシス」あらすじ、登場人物、感想はコチラ!
第四章 豹変 ⇒「第四章 豹変」あらすじ、登場人物、感想はコチラ!
第五章 攻撃 ⇒「第五章 攻撃」あらすじ、登場人物、感想はコチラ!
第六章 崩壊 ⇒「第六章 崩壊」あらすじ、登場人物、感想はコチラ!
第七章 日常 ⇒「第七章 日常」あらすじ、登場人物、感想はコチラ!
著者の南杏子先生について ⇒南杏子プロフィール
NHKドラマ ⇒貫地谷しほり主演ドラマ

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「ディア・ペイシェント~絆のカルテ~」 第七章 日常 あらすじ

ディア・ペイシェント~絆のカルテ~」医療ミステリー小説の全体の概要はこちらです。

ディア・ペイシェント~絆のカルテ~」全体の概要
患者と医師の信頼関係を題材に、「モンスターペイシェント」と称されるクレーマー患者との関わりの中で1人の若き女性医師の成長をミステリタッチで描いた作品。
モンスターペイシェントとは、クレーマー患者を意味します。

まず目次ですが、次の7つの章から構成されています。

第一章 午前外来
第二章 夜間当直
第三章 オアシス
第四章 豹変
第五章 攻撃
第六章 崩壊
第七章 日常

いよいよ最終章「第七章 日常」のあらすじ、登場人物、感想について説明します!

まずは、「第七章 日常」のあらすじ 

↓↓↓↓↓

佐々井病院の経営は、座間ブログの中傷デマ嫌がらせ記事、浜口陽子の件、金田直樹の刃傷事件という風評被害により患者数は50%減になり悪化の一途を辿った。

しばらく来院しなかった座間が来た。システマの呼吸法で落ち着き、意を決して自ら対峙する千晶

そこに認知症患者の浅沼知恵子の運転ミスで外車が病院に突っ込んでくる。待合室に居合わせた患者3名が亡くなり11名が重軽傷を負った。重症被害者に座間が含まれていた。

糖尿病を患う座間の不可解な金の流れに疑問を持つ金田の推理に端を発し、座間ブログの画像解析で真相が解明されていく。

「患者様プライオリティー委員会」は解散、「安全・安心診療推進員会」が発足し、病院は平穏を取り戻した。

座間の謎で理不尽な行動の解明、病院の再生、そして千晶のこれからの生き方、すべてが新しくなって小説は終わりとなる。

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「ディア・ペイシェント~絆のカルテ~」 第七章 日常 登場人物と舞台

次に、「第七章 日常」の登場人物と舞台 

真野千晶の家族

真野千晶(まの ちあき):主人公。佐々井記念病院に勤務する常勤内科医。医学部卒業。消化器系が専門。35歳誕生日まで勤めていた大学病院から、半年前に佐々井病院勤務となった。真面目で緊張しやすい性格。武蔵小杉のマンションに住んでいる。独身。今のところ結婚する気はない。35歳。

真野万里(まの まり):千晶の妹。モンスター患者たちを診察している姉の千晶を気遣い電話してくる。妹も父の診療所を継いでもらいたい意向。高校を卒業して進学もせず、父の診療所の医療事務と母の看病を行っている。

真野徹(まの とおる):千晶の父。真野診療所の所長。医療事務は次女の万理に任せ、数人のスタッフで運営している。75歳で診療所を辞めると診療所は閉じることになる。その前に、長女の千晶に診療所を継がせたい。そして妻の裕子の介護も娘と行っている。74歳。

真野佑子(まの ゆうこ):千晶の母。体調が悪い。5、6年前から認知症を呈し始めた。車いすを利用、体力がかなり落ちている。そんな容態でも千晶の食事を気にしている。70歳。

病院側の同僚や関係者たち

浜口陽子:佐々井記念病院に勤務して4年となる医師。医療訴訟を抱えている。青森地裁の口頭弁論に出向く日がある。体格はガッチリしている。姉御肌。千晶が信頼している先輩。心臓病に詳しい。医大で基礎系の研究員をしている夫はアメリカで海外研修中。子供はいない。北海道函館出身。悲劇的な結末を迎える。42歳。

金田直樹:千晶の同僚。カネゴン。千晶と同じ内科所属。高峰事務総長すなわち病院側の経営方針には人一倍の反感を持っている。ズバズバモノをいうタイプで、そのせいもあり女性患者の凶行に倒れる。妻子持ち。37歳。

蓮見勇夫:神奈川県警暴力団対策課に勤めていた警備員。元刑事。定年後に佐々井院長に雇われた。千晶が頼りにするひとり。92歳の母の介護に郷里へ帰る。65歳。

渡辺美咲(わたなべみさき):入職2年目。山梨県甲府出身。両親は甲府で果樹園を営んでいる。「水たまり事件」でひどい目に遭う。

高峰修二:「患者様プライオリティー」を掲げる佐々井記念病院の事務総長。四菱銀行出身の元エリート金融マン。とにかく病院経営の危機を職員全員に説き伏せる。高級ブランドスーツやローレックス時計を身に着ける。高身長。上から目線。52歳くらい。

沼田晋也:事務局の主任。高峰修二事務総長の忠実なしもべ。大原中央病院から転職してきた。事件の裏の首謀者。

佐々井宗一郎:理事長兼院長。三代目の院長。脳神経外科の権威。54歳。

瀬戸翔太(せとしょうた):介護部主任職員。港西大学経済学部卒。認知症の患者に暴言を吐いたかどでつるし上げをくう。26歳。

患者たち

西園寺:資産家の認知症患者。早く家に帰りたい。介護部主任職員の瀬戸翔太(せとしょうた)と衝突を繰り返す。いつしか息子と誤認して、瀬戸の復帰を待つようになる。

浅沼知恵子:高血圧、高コレステロール血症。認知症の疑いあり。独身の40歳の息子と同居の二人暮らし。クレーマー度「Mの上」。最終章で劇的に登場。68歳。

座間敦司(ざまあつし):佐々井記念病院に通院するモンスターペイシェントのなかの最恐モンスター患者。オールバックで前歯が欠けていて黄色い縁の眼鏡をかけている。「子が親の介護を行うのは当然」という信条をもち、母の介護をしている。第二章でもウォーキングの途中と言い張り病院内に立ち寄り何かと千晶に話かける。第三章でも出現し、無理やり千晶の昼食代450円を支払ってしまう。第五章では自分の個人ブログで千晶への中傷記事で攻撃をかける。高卒で工場勤務の真面目な熟練工であったが母の介護で職を辞めざるを得ずに貧困の中で座間の精神は荒廃していった。糖尿病を患っている。社会が生んだモンスター。49歳。

千晶を取り巻く人々

吉良大輔(きらだいすけ):ロシア武術「システマ」講師。柔道、合気道、フィリピン武術を経てロシア武術「システマ」に辿り着いた。武蔵小杉駅にスクールがある。謙虚で腰が低い。イケメン。「システマ」呼吸法で平常心を持てるように主人公千晶を指導している。

舞台

佐々井記念病院:川崎市矢上区にある医療法人社団医新会の佐々井記念病院が主な舞台。市中の中規模医療施設で民間の総合病院、ベッド数が百五十、150万都市の医療を支えている存在。病院内は高級ホテルを思わせる外装内装が施されている。千晶に言わせると「デパート化」された病院。

システマ:吉良大輔(きらだいすけ)が講師を務めるロシア武術を教える教室。

真野診療所:山梨県にある、千晶の父が営む診療所。

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「ディア・ペイシェント~絆のカルテ~」 第七章 日常 感想

「第七章 日常」を読んだ個人的な感想になります。

一部分ネタバレもありますので、一回読んでからのご参考にしてください。

◆ついに座間と対決する千晶に、「座間の山をともに登って解決しよう」という表現が使われています。あんな悪魔に対し白衣の天使ような千晶の対応に頭が下がりますが、次のシーンでは外車が病院に突っ込んでくる予期せぬ展開に! タイトルが「第七章 日常」なので驚きました。

◆座間の素性が明らかになります。高校を卒業して工場の真面目な熟練工でした。母と二人暮らしでつつましくも平穏な暮らしをしてましたが、母の介護で職を辞めざるを得ずに貧困の中で、座間の精神は荒廃していきました。ヘルパーの福祉を拒み、生活保護も拒んだのも、ひとえにすさんだ精神が正常な判断を狂わせたのでしょう。福祉から利用できるサービス(コトやモノ)は堂々と利用させていただき、少しでも暮らしを楽にする、そんな常識的な判断もできなくなるほど日々の介護がたいへんだったのであろうと、最後はかわいそうになりました。架空の人物である座間には同情の念が禁じえません。

◆高齢者問題についてあらためて考えさせられました。現在私は介護する立場なのですが、いつしか介護される立場になるでしょう。座間は誰にでも起こりうる現実なのだと。また、「医療貧困」「健康格差」という言葉も初めて知りました。現在と今後の日本を覆いつくしている高齢者問題に我々はなすすべもなく時を過ごすだけなのでしょうか!?小説とは離れ、少し暗澹たる気持ちになります。

◆最終章にミステリー要素が入ってきて「これは医療ミステリー小説です」と作者である南杏子先生の発言に納得しました。そして最後の最後に最大の謎が解明されます。ここは読者に納得と安心感を与えてくれます。お見事です。

◆最終章の父と妹との3人の会話には涙が出ました。医療のあるべき姿、医療の限界、医療の本質、、、そして家族とは。考えさせられます。重々しくも深いテーマ。読み終わった後も必ず自分を振り向かせてくれる、そんな小説でした。最後は千晶に攻防が走り希望に満ちた明るい終わり方で清々しかった。

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まとめ 「第七章 日常」のあらすじ、登場人物、感想

本記事は「第七章 日常」のあらすじ、登場人物、感想について解説しました。

全7章あらすじ・登場人物・感想、南杏子先生プロフ、NHKドラマ情報についてコチラにまとめましたのでご参考にしてください。

第一章 午前外来

第二章 夜間当直

第三章 オアシス

第四章 豹変


第五章 攻撃

第六章 崩壊


第七章 日常


南杏子先生、作家で医師(学歴)のプロフィールはこちら!

「ディア・ペイシェント」NHKドラマ10の放送日とキャスト

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「ディア・ペイシェント~絆のカルテ~」NHKドラマ10の情報

【祝・放送開始決定】医師であり作家の南杏子さんの医療ミステリー小説「ディア・ペイシェント~絆のカルテ~NHKドラマ10新型コロナウイルスの影響により放送予定日が延期になってましたがついに放送開始決定です!

◎NHK総合 2020年7月17日 毎週金曜日 夜10時 全10回
◎NHK4K 2020年7月15日 毎週水曜日 夜11時15分 全10回

ディア・ペイシェント~絆のカルテ~」について、NHKドラマ10放送日キャスト文庫本(原作)の「第一章 午前外来」から「第七章 日常」までのあらすじ登場人物感想、そして原作者の医師であり作家の南杏子先生のプロフィールについて徹底解説した記事はコチラです。

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