鎌倉殿の13人「第9回 決戦前夜」(2022年NHK大河ドラマ)のあらすじ(ネタバレ)と登場人物(相関図)を分かりやすくまとめました。
前回「鎌倉殿の13人 第8回 いざ、鎌倉」では、次々と各地の武将を味方につけた頼朝軍団!武蔵の若武者・畠山重忠(はたけやま・しげただ、中川大志)、甲斐の武田信義(たけだ・のぶよし、八嶋智人)が頼朝側につきます。頼朝たちは今の千葉県南部の安房の国から西へぐるりと鎌倉入りし愛する政子と娘・大姫との再会をはたします。
今回「鎌倉殿の13人 第9回 決戦前夜」では、形勢逆転で窮地に陥った伊東家そして八重の運命はどうなるのか、そして富士川の戦いで源氏と平氏が激突しますが勝負はあっけない結末を迎え、ついに源平合戦のキーパースンである源義経が兄・頼朝のもとに駆け付けともに号泣します。本回も見どころ満載で、三谷幸喜版鎌倉政権の行く末に目が離せません。
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目次
鎌倉殿の13人【第9回 決戦前夜】あらすじ(ネタバレ)!伊東家の運命、富士川の戦い、そして義経参上!
▼義経と頼朝の涙の再会!!
鎌倉殿の13人「第9回 決戦前夜」のあらすじ(ネタバレ)です!
頼朝の挙兵を聞きつけ、奥州・藤原秀衡氏から鎌倉へと駆けつける源義経!この天才軍略家と頼朝の数奇な運命の始まりです。
伊東祐親と八重の運命
伊東祐親と八重を救出にいったのは北条義時と三浦義村。
武士の誇りとして生き恥を晒すわけにはいかぬと必死に抵抗する伊東祐親を義時は命を粗末にしてはいけませんと説得します。
義時の必死の説得に伊東祐親と八重の命は取り留めます。
伊東祐親は、三浦家預かりとなります。
八重は侍女として、頼朝を遠くで見守ることになります。
義時や政子にとっては、伊東家は親戚同様、いちおう事態は丸く収まった形となりました。
富士川の戦い!平維盛(たいらのこれもり) 対 武田信義・源頼朝軍
1180年(治承4年10月20日)、源頼朝を追討するため7万の大軍を従い富士川で対陣します。
これが「富士川の戦い」で、平維盛軍 対 武田信義・源頼朝軍。
7万の大軍勢の平維盛軍ではありますが、しょせんは寄せ集めの集団、兵糧もつき、士気は非常に低かったと伝えられています。
水鳥の一斉に飛び立つ羽音に敵の急襲と勘違いし、平維盛軍は総崩れとなります。
●演じるのは、濱正吾(はま・しょうご)
●平清盛の孫、平重盛の息子。光源氏の再来とも言われ、
●富士川の戦い:敗北
●墨俣川の戦い:勝利
●倶利伽羅峠の戦い:敗北
源九朗義経参上!
富士川の戦いで平維盛軍は敗退します。
坂東武者(頼朝軍)たちは目的がすめば自分の所領に帰り、一族の安堵を得たい。
しかし一刻も早く平家を滅亡させたい頼朝は今こそ進撃だと檄を飛ばしますが、時政と義時の説得に、頼朝は諦めるのであります。
膨れ上がった頼朝大軍団でありますが、しょせんは烏合の衆なのか・・・誰もわしについては来ぬと頼朝は深い孤独感を味わいます。
そこに現れたのが天才軍略家である源九朗義経(みなもとのくろうよしつね、菅田将暉)!
千両役者であり悲劇の英雄でもある源義経の活躍がこれから始まるのであります。
鎌倉殿の13人【第9回 決戦前夜】登場人物(相関図)!伊東家と北条家、源頼朝を巡る人物関係!
鎌倉殿の13人「第9回 決戦前夜」の登場人物(相関図)!
今回は、伊東家と北条家の相関図と源頼朝の人物関係図です!
伊東家と北条家の相関図
もともと北条家と伊東家は血縁関係で結ばれた親戚でもあります。
伊東祐親の娘は北条時政の先妻であり、そして祐親の息子・伊東祐清は宗時と友達でした。
北条宗時と伊東祐清は若き日から坂東武者の世を作ると大望を抱いていた友でもありました。
そもそも頼朝を、監査されていた伊東家の館から逃したのは、伊東祐清でした。
源頼朝の監視役となったことから両家の運命は大きく動きます。
平家側なのか源氏側なのかで袂を分かった両家であります。
そして、北条家は栄華の道へ、伊東家は没落、運命に翻弄された両家でもあります。
伊東家と北条家の関係を整理しました。
源頼朝の人物関係図と説明図
番組ではこれまでもちょこちょこ出ていた源義経でありましたが、今回から本格的に頼朝大プロジェクトに参画です!
源頼朝の叔父である源行家、異母弟の阿野全成と源家も複雑です(笑)
そこで源頼朝の人物関係を整理しました。
合わせて読んでいただきたい【鎌倉殿の13人】記事!
▼刎頸の友(ふんけいのとも)、莫逆の友(ばくぎゃくのとも)、三浦義澄と北条時政が語り合う素晴らしいシーン(背景の夕空が美しい)
この二人のケンカが富士川の戦いに勝利をもたらした!?
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●伊東祐親(すけちか):父子ともども頼朝軍に捕らわれますが、命は救われ、三浦家預かり。のちにこれを潔しとせず自害と伝わってます。
●伊東祐清(祐親の次男):かつて伊東家の監視下にあった頼朝を逃したこともあり、親平家側である伊東家との間で心は揺れ動いていました。のちに父の後を追って果てたという説と、平家側に加わり戦死したという説があります。
●八重(祐親の三女):北条義時の幼馴染で、源頼朝の最初の妻。頼朝のその後を見届けるため、侍女として頼朝の側につきます。