鎌倉殿の13人「第5回 兄との約束」(2022年NHK大河ドラマ)のあらすじ(ネタバレ)と登場人物(相関図)を分かりやすくまとめました。
「鎌倉殿の13人 第4回 矢のゆくえ」では源平合戦の火ぶたが切って落とされました!初戦である山木館襲撃には勝利をえたものの、頼朝軍は「第5回 兄との約束」の石橋山の戦いでは完膚なまでに大敗します。
頼朝と北条家の運命はいかに、そして北条家にとって大切な人が命を落とします。兄との約束とは主人公・義時の兄・宗時との約束です。本5作目も見どころ満載です。
※「鎌倉殿の13人 第1,2,3,4回」の あらすじ(ネタバレ)と登場人物(相関図)解説はこちら!
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目次
鎌倉殿の13人【第5回 兄との約束】あらすじ(ネタバレ)
「第5回 兄との約束」のあらすじ。源頼朝は以仁王(もちひとおう・後鳥羽上皇の息子)の令旨(りょうじ)に基づき、源氏再興の挙兵をし初戦で平氏側の山木兼隆を破ります。そして、頼朝の挙兵に怒りの大庭景親(おおばかげちか) によって、頼朝勢は「石橋山の戦い」で大敗します。敗走した頼朝は山中に逃げ込みなんとか落ち延びます。そのとき北条家は源氏再興にとってかけがえのない宗時を失います。これからは回想シーンでしか宗時こそ片岡愛之助さんを見れないかと・・・寂しいです!
「石橋山の戦い」 大庭景親(おおばかげちか)の逆襲
源頼朝と北条家は、源氏の武家社会をつくる志を立て、山木兼隆勢を破り初戦を飾りました。この頼朝の振る舞いに激怒したのが大庭景親(おおばかげちか)です。
数で優位に立ち、天候も味方につけた大庭景親(おおばかげちか)と伊藤祐親(いとうすけちか。八重の父)の軍勢は頼朝軍を撃破しました。これは「石橋山の戦い」とのちに呼ばれます。
北条家繁栄を夢見た北条宗時の最期
大敗が決まった状況の中、北条宗時(むねとき、片岡愛之助)は、窮地の頼朝の心の救いのために、頼朝の観音像を取りに、敵に取り囲まれた北条館に忍び込もうとします。
そのときに、弟・義時に宗時の本心を伝えます。「この地(坂東)に北条家が支配する武家の社会を作る。そのためには源氏でも平氏でもどちらでもよい、今は頼朝の力が必要である。」と!
兄・宗時の本望を聞いた弟・義時は兄の言葉を胸に刻みこみました
宗時はあくまで北条一族繁栄のために志しを立て、頼朝をたてて北条家を引っ張り、行動していたのです。しかし宗時は敵に命を奪われてしまいます。無念のうちに亡くなった宗時でありましたが、宗時の大望は弟・義時に引き継がれるのであります。
合掌。
鎌倉殿の13人【第5回 兄との約束】登場人物(相関図)
鎌倉殿の13人【第5回 兄との約束】登場人物(相関図)。今回は、志半ばで亡くなる北条宗時と当時の頼朝にとって難敵であった大庭景親にスポットを当てたいと思います。
北条宗時(ほうじょうむねとき・三郎、片岡愛之助)
北条宗時(むねとき・片岡愛之助)は主人公・義時(小栗旬)の兄です。石橋山の戦いで完敗した頼朝の心を少しでも良くしようと、頼朝の観音像を取りに、敵に囲まれた北条家に忍び込んだ心優しい宗時。あえなく敵の襲撃にあい命を落します。
第1回目から登場の宗時は熱血漢でありながら、父・時政のように北条家の遺伝なのでしょうかひょうきんなところもあり愛すべき武士でした。熱血漢で正義感に溢れ、源頼朝のもと源氏再興のため平家に戦いを挑むというスタンスの宗時でしたが、義時には、実は北条家のためなら源氏でも平氏でも利用してかまないと本心を打ち明けます。あくまで北条一族の繁栄を願って戦った宗時でありました。
放送第5回で宗時こと片岡愛之助さんとはお別れなのですか・・・あまりにも短すぎる。。北条家のために尽くした北条宗時の活躍を生きていればまだまだ見たかった!!
大庭景親(おおばかげちか、國村準)
相模の一大武将であった大庭景親(おおばかげちか)は、1159年の平治の乱で源義朝は敗れ源氏没落後、平家への接近に成功、相模国内の支配を強化します。
源氏側につく時政(ときまさ、坂東彌十郎)と平家側の大庭景親は幼なじみでありましたが、源平の代理戦争でもあり石橋山の戦いでは互いの自陣から対峙します。
源氏再興を目指す源頼朝軍の当時最強の敵でしたが、1180年8月の石橋山の戦いからわずか3カ月先の同年11月に降伏し処刑されてしまいます。
この武者を演じたのが國村準さんです。風格ともなう大物感あふれる坂東武将を見事に演じてます。
合わせて読んでいただきたい【鎌倉殿の13人】記事!
▼源氏による鎌倉幕府の立役者、北条宗時(片岡愛之助)の雄姿!
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●1180年8月23日
●石橋山古戦場:地図は下、現在の神奈川県小田原市
●源氏側(兵力300):頼朝、北条家、三浦家・・・
●平氏側(兵力3000):大場景親、梶原景時、伊藤祐親 ・・・