岸辺露伴シリーズがついに映画化!露伴が主役の原作漫画、小説、アニメ、実写テレビドラマから、まさかの実写映画化と確実に進化中!
本記事は、「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」映画公開に向けて、演出・設定・背景、あらすじを予想、また原作漫画との比較を徹底解説しました。ネタバレなしです。
映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の全国公開2023年5月26日までの御参考としてください。
最後まで楽しんで読んでください!
目次
映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の演出・設定・背景を原作漫画との比較で予想してみた!
▼露伴仕事場で、岸辺露伴(右)と泉京香(左)が眺めているのは“世界一黒い絵”??
個人的な予想ですが、映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の演出・設定・背景、あらすじを予想します。
原作漫画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の演出・設定・背景
原作漫画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」は、ルーブル美術館が展開するバンド・ルシネ(BD)プロジェクトへの原画展示として2009年1月に荒木飛呂彦先生が作品提供、そのBDプロジェクトの流れで書き下ろしで作られた作品であります。(書籍は2011年5月第一版発行)
バンド・ルシネ(BD)とは、フランス語で「デッサンの描かれた帯」を意味し、俗的な漫画のイメージとは異なり、極めて芸術性の高い漫画を指します。
荒木飛呂彦先生が選出されたのは当然と言えば当然でしょう。
日本からは7名の漫画家(荒木飛呂彦、谷口ジロー、松本大洋、五十嵐大介、坂本眞一、寺田克也、ヤマザキマリ)がバンド・デシネ(BD)プロジェクトに参加しました。
荒木飛呂彦先生は本プロジェクトに対し、「ルーブル美術館を題材としたオリジナル作品」という条件を提示します。
そして、2008年にルーブル美術館へ取材を敢行します。
実際に地下倉庫や屋根裏までも立ち入り、まさに本作品の主人公である岸辺露伴やストーリーと重なる荒木飛呂彦先生の行動力です。
ルーブル美術館取材で着想を得た原作漫画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」は、先生初のオールカラー123ページ作品、ルーブル美術館展示の美術品を模したジョジョポーズへと芸術的な作品に昇華されたのでありました。
映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の演出・設定・背景を予想
演出・設定・背景は、実写ドラマ(NHK)の延長ということになるでしょう。
ジョジョ色は前面に出ずに、あくまでもいち漫画家である岸辺露伴が謎を解決するダーク・ファンタジー・ミステリー・ホラーとして描かれ、ジョジョ4部のメンバーである東方仗助、広瀬康一、虹村億泰等は映画では出てこないでしょう。
ただ、広瀬康一は特別な友人ということで映画版では出てくる可能性はあるとみてますが。サプライズと期待を込めて。(可能性は極めて低い)
また、実写ドラマどうりでスタンドは具現化せずに、ギフト(特殊能力)と言う名の”ヘブンズ・ドアー”の使い手として、「ヘブンズ・ドアー!心の扉は開かれる。」と宣言するセリフのみでしょう。
またもうひとつの名セリフである「だが断る!」は映画ということで出る可能性は高いのでは!
原作漫画では、ルーブル美術館に展示されている作品をなぞって、ジョジョポーズ(ジョジョ立ち)するシーンが見られますが、実写ドラマでもジョジョポーズは無かったように、映画化でもジョジョポーズはないでしょう。(あっても強調はしないでしょう)
しかし、実写ドラマでもみせてくれた、岸辺露伴独特の手首指腕の体操はあるでしょう。
広瀬康一ちょい出演、「だが断る」決めゼリフ、ジョジョポーズなどなど、映画化ということでファンサービスを込めて、少しでも魅せてほしいです!
映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」のあらすじを原作漫画との比較で予想してみた!(ネタバレはなし)
▼ルーブル美術館を前にジョジョ立ちを決める岸辺露伴!
実はこのポーズ、ルーブル美術館所蔵のミケランジェロ作「瀕死の奴隷」を模しています。
私が持つ愛蔵版「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」を14インチパソコンと並べて撮影、本の大きさが分かりますか!(ムービー杉本撮影)
ストーリーは岸辺露伴独特の「最も邪悪な絵」にまつわるダーク・ミステリー・ホラー。特に本作はBD(バンドデシネ)プロジェクトへの原画展示作品であるゆえに、荒木飛呂彦先生はビジュアル面でも力を注いでます。
原作漫画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」のあらすじ(ネタバレなし)
岸辺露伴が27歳の時に、過去の17歳の自分を振り返るシーンから始まります。
露伴は17歳の夏休み、新人コンテスト応募の漫画を描くため、祖母の賃貸アパートで過ごします。そこに、若くて美しい藤倉奈々瀬(ふじくら・ななせ、21歳、人妻)が離婚するということで部屋を借ります。
17歳の露伴青年ですが、すでにこのときギザギザ・ヘアバンドを頭に締め、モデルのような服装をしてます。さすがにペン先をかたどった耳飾りはしてません。
21歳・人妻・藤倉奈々瀬は、17歳の多感な青年にとって気になって仕方がありません。新人コンテスト応募の漫画どころではありません。そんな折、奈々瀬は露伴に漫画を見せてほしいと部屋に誘います。
そこで奈々瀬は露伴に、ルーブル美術館にあるという「最も邪悪な絵」について語ります・・・ その絵は、300年前に山村仁左右衛門(やまむら・にざえもん)によって描かれた。彼は「漆黒の色」を大木(たいぼく)から発見し、その顔料を用いて絵を描き上げた。樹齢2000年の老木を切り倒したかどで仁左右衛門は処刑される。その絵は、いつしかルーブル美術館が買い上げ、ルーブルへ持っていったそうだ。・・・「最も邪悪な絵」を語った奈々瀬は露伴から姿を消します。
時が移り、10年後露伴(27歳)は人気漫画家となり、街のカフェで、東方仗助(ひがしかた・じょうすけ)、広瀬康一(ひろせ・こういち)、虹村億泰(にじむら・おくやす)らと茶をすすりながら談笑する露伴。彼らとの話のなかで、突如露伴は「最も邪悪な絵」「山村仁左右衛門」を思い出します。
漫画命、リアル取材大好きな露伴はルーブル美術館へと「あの絵」を追って、旅立ちます。
岸辺露伴は「ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない」で初登場。
原作マンガ「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」では、「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」の主要メンバーである東方仗助、広瀬康一、虹村億泰らがわずかに出演。
露伴担当の漫画編集者である泉京香(いずみ・きょうか)の出番は漫画ではありません。
ルーブル美術館で野口と名乗る女性通訳職員に、山村仁左右衛門の絵はルーブルにあるのかと問う露伴に対し、野口は答える。「ありますね。」「作品名は”月下”。」「なぜかこの絵の資料が開かない。(コンピューターで)」
「あの絵」の見学の許可で出た露伴は、野口、ゴーシェ(東洋美術学芸部門責任者)、消防士2名と連れ立って、地下所蔵倉庫へと向かうのでありました。
そこで「最も邪悪な絵」が放つ怪異現象に露伴らは遭遇します。
絵が放つ怨念が露伴らに襲い掛かる。
そして露伴初恋の女(ひと)との邂逅(かいこう)・・・
絶体絶命のなか露伴はどう切る抜けるのか!?
・・・・・・(ネタバレなしでした)
映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」のあらすじを予想
あらすじは原作漫画を踏襲することになるのではないかと思います。
ひとことで言えばこちらです。
映画では、原作漫画の「最も邪悪な絵」ではなく、「世界一黒い絵」と言ってます。
“世界一黒い絵”を追って、岸辺露伴、美の殿堂・ルーヴル美術館へ行く!
原作漫画の構成は3部構成となってます。
前編は、若かりし頃の岸辺露伴のエピソード、初恋などが描かれます。
中編は、 “世界一黒い絵”を追って、パリの街とルーヴル美術館を舞台に怒涛の展開が繰り広げられ、奇妙な物語へ読者を誘います。
そして、後編は、日本へと舞台が戻り、謎が解き明かされます。
映画は、“世界一黒い絵”の秘密を追って、取材先はルーブルへ行くことから始まるのではないかと予想。
序章は日本が舞台で、“世界一黒い絵”にまつわる謎を岸辺露伴が初恋エピソードの中で思い出し、持ち前の巨大な好奇心から取材のためだとルーヴル美術館へ行こうと泉京香に対し宣言、そんな始まりではないかと。
若かりし頃の岸辺露伴の初恋の相手とのエピソードは物語上の重要なパーツであり、おそらく露伴の思い出、慕情という形で描かれるのではないかと思います。
パリへの同行は、実写化には不可欠となった泉京香です。(名コンビ)
中盤は、“世界一黒い絵”の謎を解く取材という過程で、怪異現象に泉京香も巻き込まれますが、九死に一生でなんとか逃れます。
最後は、日本に戻った後になぞ解明、オチがついて、次回作をにおわすクロージングで大団円となる・・・そんな感じですかね。
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