岸辺露伴は動かない「第8話 ジャンケン小僧」あらすじ(ネタバレ)と登場人物!原作漫画と実写ドラマとの相違を分析!

岸辺露伴は動かない「第8話 ジャンケン小僧」あらすじ(ネタバレ)と登場人物!原作漫画と実写ドラマとの相違を分析!
岸辺露伴は動かない「第8話 ジャンケン小僧」あらすじ(ネタバレ)と登場人物!原作漫画と実写ドラマとの相違を分析!

3年連続ということで確信しました。
年の暮れには「岸辺露伴は動かない」がやってくる!

  

▼2020年、高橋一生演じる岸辺露伴役が超ドハマリし、高い評価を博す。

2020年「岸辺露伴は動かない」

第1話 富豪村   2020年12月28日
第2話 くしゃがら 2020年12月29日
第3話 D・N・A  2020年12月30日

  

▼2021年、好評につき、続けて実写ドラマ化。

2021年「岸辺露伴は動かない」

第4話 ザ・ラン  2021年12月27日
第5話 背中の正面 2021年12月28日
第6話 六壁坂   2021年12月29日

  

▼そして、2022年も続けて実写ドラマ化を継続。

2022年「岸辺露伴は動かない」

第7話 ホットサマー・マーサ 2022年12月26日
第8話 ジャンケン小僧    2022年12月27日

  

このままいけば、2023年、2024年・・・と年に一回は実写ドラマ「岸辺露伴は動かない」を楽しむことができるという、ファンにとっては歓喜の年末ということになるのでしょうか!?

  

荒木飛呂彦先生の原作漫画「岸辺露伴は動かない」「ジョジョの奇妙な冒険」からリブートしたNHKドラマの大傑作「岸辺露伴は動かない」!

  

本記事は、2022年12月27日放送の第8話にあたる「ジャンケン小僧」のあらすじ(ネタバレ)登場人物などを解説。そして原作漫画と実写ドラマとの相違を分析します!

まずは、原作漫画の方から追っていきましょう。

  

   

⇒岸辺露伴は動かない 第7話 ホットサマー・マーサ 原作漫画と実写ドラマの登場人物、あらすじ(ネタバレ)、相違点を分析!

⇒岸辺露伴は動かない「第8話 ジャンケン小僧」あらすじ(ネタバレ)と登場人物!原作漫画と実写ドラマとの相違を分析!

   

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ジャンケン小僧がやって来る! ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない 原作漫画の登場人物とあらすじ(ネタバレ)を解説!

⇒アニメ「ジャンケン小僧がやって来る!」

  

原作漫画は、ジャンプコミックス版では「ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない 12巻」に入っており、原題「ジャンケン小僧がやって来る!」で、その1話からその6話までに収録されています。

テレビアニメでは第26話にあたります。

  

登場人物(登場順)

● 吉良吉廣(きら・よしひろ):ラスボス吉良吉影の父。

● 大柳賢(おおやなぎ・けん):ジャンケン小僧。年齢11歳。小学6年生。岸辺露伴との対決で精神的に大きく成長する。

● ボーイ・II・マン:大柳賢=ジャンケン小僧のスタンドの名前。

● 岸辺露伴:20歳の有名人気漫画家。作品のためには何でもやる。スタンド「ヘブンズドア」人の心を読み取る能力を持つ。

● ジョセフ・ジョースター:第二部『戦闘潮流』、第三部『スターダストクルセイダース』、第四部『ダイヤモンドは砕けない』に出演するジョジョ・シリーズ中でも重要人物。スタンド使い。東方朋子と不倫しその子は東方仗助。本妻の名はスージーQ。このときは高年齢となっている。

● 透明な赤ちゃん:生後6ケ月ほどの赤ちゃん。ジョセフ・ジョースターの養女。名前は「静・ジョースター」。自らと周辺をも透明にするスタンド能力名は「アクトン・ベイビー」。

● 東方仗助:「ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない」の主人公。スタンド使い。空条承太郎とは親戚。

● 虹村億泰:スタンド使い「ザ・ハンド」。東方仗助のダチ。

● 山岸由花子:スタンド使い「ラブ・デラックス」。

   

あらすじ

エジプトのエンヤ婆さんが持っていた矢は、スタンド能力を引き出す特別な矢である。

その矢は今は吉良吉廣(きら・よしひろ、ラスボス吉良吉影の父)の手にあり、吉良吉廣は矢に導かれスタンド使いを探していた。

矢は電信柱によじ登って他人の家の柿を食っていた少年に向かっていた。

一方、岸辺露伴は、吉良吉影の正体を暴くため、吉良の容貌に近い通勤中の会社員を盗み撮りしていた。吉良吉影が引き起こす事件を未然に防ぐことが目的であった。

ここで岸辺露伴は、ジョセフ・ジョースターと透明な赤ちゃん(静・ジョースター)と出会う。

そこで突然現れたのが、大柳賢(おおやなぎ・けん)=ジャンケン小僧であった。唐突にも岸辺露伴に対し、ジャンケン勝負を挑む。最初は無視する岸辺露伴であたが、執拗にジャンケン勝負を挑む大柳賢=ジャンケン小僧の前に、仕方なくジャンケンをする。

岸辺露伴はジャンケン勝負前に発動したスタンド「ヘブンズドア」によって、1回目勝負(タクシーに誰が載るか)のジャンケン対決に勝ってしまう。大柳賢は涙を流して悔しがり、再度勝負を挑もうとするが、2回目勝負(カフェの席)の勝負も負けてしまう。

3回目は本を誰が買うかの勝負。この勝負に負けた岸辺露伴のヘブンズ・ドアは少年の頬の穴に吸い込まれいく。

勝負は全5回、3勝2敗でジャンケン小僧は勝利し、岸辺露伴のスタンド(ヘブンズ・ドア)を全て吸収できる。

スタンド能力に目覚め成長していくジャンケン小僧の前で、岸辺露伴は残り2戦のジャンケン勝負に巻き込まざるを得なくなった。

4回目勝負(ガチ勝負)はジャンケン小僧が勝利、2勝2敗となり、岸辺露伴はスタンド(ヘブンズ・ドア)を奪われるかもしれない窮地に立ち、逆に追い詰められていく。

もし岸辺露伴が負ければ、ジャンケン小僧のスタンドは東方仗助や空条承太郎をも打ち破る危機が迫る!

  

5回目勝負(ガチ勝負)は、壮絶な心理戦が駆け巡るなかで、あいこが続く。

強運という、運をも味方につけ、絶対的な勝利への自信を深めたジャンケン小僧に対し、岸辺露伴がうった手とは!?

なんとジャンケンの前にパーをさらして、このパーのままで勝負するという。

相手が勝つためにはチョキを出せばよいという絶対不利のなか、岸辺露伴は勝つという運に命運をかけるという。

どうやって勝利するのか?

ジャンケン小僧は当たり前のようにチャキを出す・・・しかしチョキは・・・

チョキを出した指がジャンケン小僧の意志に反し、折り曲がっていく・・・そしてはからずもグーを出してしまう。

勝利は岸辺露伴へ。その瞬間、少年の頬の穴から全てのヘブンズドアーが出ていき岸辺露伴に戻っていく。

実は、勝負前に、透明な赤ちゃんに岸辺露伴は残りのスタンドを使い、「ジャンケン小僧はグーを出す」と書き込んでいたのであった。

(なぜか、透明な赤ちゃんを利用して勝利!ツッコミどころではある。)

勝利した岸辺露伴はジャンケン小僧のスタンド:ボーイ・II・マンを再起不能にするという。

イカサマまがいな手(チート)を使って勝った岸辺露伴に、「物言い」を宣言し再度対決するジャンケン小僧。意外にも岸辺露伴は「物言い」を受ける。

すでに「強運」を身につけた岸辺露伴にジャンケン小僧は何度やってもジャンケンに勝てない。

絶望した「ジャンケン命」のジャンケン小僧は死を選び、道路に飛び込みトラックにひかれようとする。

「強運」をもつ岸辺露伴はトラックが迫る道路に立ち、自らの強運を確かめようとする。トラックは二人を避けて、ジャンケン小僧は助け出される。

ジャンケン小僧は岸辺露伴の強運を認め、おのれの完全敗北を知るのであった。

   

  

ジャンケンという極めてシンプルな勝負のなかで繰り広げられる壮絶な心理戦は、壮大なジョジョ・シリーズのなかでも、本エピソードがもつ人気の理由です。

たかがジャンケンされどジャンケンに対して、これでもかこれでもかと畳みかける勝負の行方、建物のはるか上空までに飛び上がるジャンケン勝負のビジュアル・・・さすがに荒木飛呂彦先生のストーリー的にも絵的にも真骨頂発揮といえましょう!

ディープだなぁ!

  

原作漫画の登場人物とあらすじ(ネタバレ)については以上です。

それでは、実写ドラマではどのように演出されたのか、みていきましょう!

  

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岸辺露伴は動かない「第8話 ジャンケン小僧」 登場人物、あらすじ(ネタバレ含む)、原作漫画と実写ドラマとの相違を分析!

▼ジャンケン小僧に追いつめられる岸辺露伴の必死の形相

  

実写ドラマ「ジャンケン小僧」は、「ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない」のエピソードの原題「ジャンケン小僧がやって来る!」が原作です。

先述した通り、実写ドラマ「岸辺露伴は動かない」はジョジョ・シリーズから切り離した独立したストーリーとしているため、あくまで岸辺露伴に焦点をあてた物語となっています。

    

登場人物

実写ドラマの登場人物は原作漫画とは異なり、主要登場人物3名となります。

常連の2人はこちら。

岸辺露伴(きしべ・ろはん):高橋一生
● 泉京香(いずみ・きょうか):飯豊まりえ

それにジャンケン小僧が加わります。

大柳賢(おおやなぎ・けん)・ジャンケン小僧:柊木陽太 柊木陽太はフジテレビ「ミステリと言う勿れ」、NHK連続ドラマ小説「カムカムエヴリバディ」などに出演。

大柳賢(おおやなぎ・けん)=ジャンケン小僧は、2011年3月3日生まれ、11歳、小学6年生、父(サラリーマン)と母(スーパーのパート)の3人家族、岸辺露伴作「ピンクダークの少年」の大ファン、ジャンケン好きという設定。

原作漫画で登場のボーイ・II・マン(大柳賢=ジャンケン小僧のスタンドの名前)は出てきません。スタンドという代わりに、ギフト(能力)という言葉で表現してます。工夫してます。

当然ながら、ジョセフ・ジョースターや東方仗助たちはセリフにも出ません。

シンプルな登場人物構成となっていますが、ドラマは濃密です。

    

あらすじ

大柳賢(おおやなぎ・けん、ジャンケン小僧)は、突然岸辺露伴の仕事場に訪れ、ホット・サマー・マーサの丸のデザインについて岸辺露伴にアドバイスする。丸は3つがよくて4つはよくないと主張する。

大柳賢は岸辺露伴の大ファンでいちファンとして好意の発動であったが、心の中では丸3つに賛同するも、偏屈の岸辺露伴は取り合わない。

しつこい大柳賢を追い返した岸辺露伴ではあるが、岸辺露伴の作家性を完全に把握していると少し賞賛する。

大柳賢は4ではだめで3がいいと独自の視点を自答し繰り返す。3は完ぺきな数字であると。そして、3といえばジャンケンがグー・チョキ・パーの3つの組み合わせで成り立つことから、ジャンケンにとりつかれてしまう。いつしか、岸辺露伴とのジャンケン対決を切望するようになる。ジャンケンに勝つことで、岸辺露伴の漫画家生命を奪い、その結果岸辺露伴を乗り越えることができるという妄想に縛られてしまう。

最初のジャンケン勝負はタクシーに誰が乗るかの取り合い。ここで岸辺露伴の勝利。

2回目の勝負はカフェの席の取り合い。ここでも岸辺露伴の勝利。

3回目は古本屋で植物の希少本の取り合い勝負。この勝負に負けた岸辺露伴のヘブンズ・ドアはジャンケン少年に部分的に取り込まれてしまい、弱体化していく。

4回目勝負(ガチ勝負)はジャンケン小僧の信念が優り、勝利、2勝2敗となる。岸辺露伴はスタンド(ヘブンズ・ドア)を奪われるかもしれない窮地に立ち、逆に追い詰められていく。

5回目勝負(ガチ勝負)が始まる。

    

ジャンケン小僧は、今岸辺露伴は運の下り坂にいて、自分は上り坂、岸辺露伴はどうしても勝てないと言い心理的な揺さぶりをかけてくる。

岸辺露伴も負けてはいない。この勝負では、3回連続ではグーを出さないと言う、少年はパーを出さないという。

壮絶な心理戦のなか引き分けが続く。

そこに岸辺露伴を探す泉京香を見つけたジャンケン小僧はある提案を岸辺露伴に差し出す。

運試しという名の、呼べば泉京香がこちらに来る来ないかどうかの賭け。

泉京香は別の先生の原稿を取りに行かなくてはいけないということで結局来ない。ジャンケン小僧は賭けに勝ち、まだ運はこちらにあるとほくそ笑む。

引き分けが続いた5回目の勝負の場所を変え、突然ビルのガラスに石を投げ、ガラスの破片も当たらないと自分の強運に確信をもつジャンケン小僧。

最後の勝負が始まる。

岸辺露伴はジャンケンが始まる前にパーを差し出し、そのままパーを出すと宣言する。

岸辺露伴は断言する。「人を乗り越えることよりも、最も難しいのは自分を乗り越えることだ。」

少年は当然チョキを出すつもりが、ジャンケンの直前岸辺が見せたホット・サマー・マーサが表紙の漫画本を見せられ、グーを出してしまう。

岸辺パーで少年グー、岸辺の3勝で勝利を得た。

岸辺露伴は、少年が丸が4つのホット・サマー・マーサに対して激しい怒りを覚え、その時にグーを出すことを知っていたのだ

少年は怒ると無意識に拳を握りしめる、つまりグーを出すのだ。

「君は自分の強運だけを頼った。僕は自分の力で運を変えた。自分を乗り越えるということはそういうことなんだ。」そういう捨てゼリフをあとに岸辺は少年のもとを去ろうとする。

しかし少年も負けてはいなかった。「今のは不意打ちだ。物言いだ。もう一度勝負しろ!」と食い下がる。

岸辺は受ける。

何度勝負しても少年はジャンケンに負け続ける。

負けても執拗に勝負を挑む少年に対して、露伴は今度はビルの窓ガラスに自ら石を投げ、落ちてくるガラスの破片に身をまかせる。しかしガラスの破片は露伴にはかすりもしない。

岸辺露伴の運は戻ったのだ。

ジャンケン小僧は己の敗北を潔く認めた。

足元を見ると、そこにはホット・サマー・マーサが表紙の漫画本の裏には、3つ丸を持つホット・サマー・マーサの姿が描かれていた。

岸辺露伴は丸3つのホット・サマー・マーサが正しいということを少年に知らせ、また少年も納得を得るのであった。

あれほど憎んだ岸辺に対し、少年の心のわだかまりは解消した。

    

  

ジャンケン勝負は原作漫画とほぼ同じ進行で進んでいきます。

実写ドラマの最後の落としどころは見事であった思います。

原作漫画にあるようなジャンケン勝負でビルよりも空中高く飛ぶジャンケン・ジャンプのような派手な演出はありませんが、実写ならではの俳優さんたちによる白熱の演技が見どころになります。

ジャンケン小僧はジャンケン命、岸辺露伴は漫画命といった似た者同士であり、ともに惹かれ反発し合うという奇妙な取り合わせが興味深いですね。

原作漫画の各エピソードは、壮大な「ジョジョの奇妙な冒険」の流れの中で存在しますが、対して実写ドラマ「岸部露伴は動かない」シリーズは「ジョジョの奇妙な冒険」とは切り離し、「岸部露伴」の独特の人物像に焦点を当ててストーリー展開されてます。

それでいてジョジョ・シリーズのテイストからは外れることはなく、そこがジョジョ・ファンからもリスペクトされている原因でしょう。

本作は、演出・脚本:渡辺一貴氏、脚本協力:小林靖子氏の勝利ともいえましょう。

   

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年度末はドラマ「岸辺露伴は動かない」が恒例となったみたいで、この先ずーと続けてほしい!!

  

実写ドラマ「岸辺露伴は動かない」

第1話 富豪村   2020年12月28日
● 第2話 くしゃがら 2020年12月29日
● 第3話 D・N・A  2020年12月30日
● 第4話 ザ・ラン  2021年12月27日
● 第5話 背中の正面 2021年12月28日
● 第6話 六壁坂   2021年12月29日
● 第7話 ホットサマー・マーサ 2022年12月26日
● 第8話 ジャンケン小僧    2022年12月27日

 

    

⇒岸辺露伴は動かない 第7話 ホットサマー・マーサ 原作漫画と実写ドラマの登場人物、あらすじ(ネタバレ)、相違点を分析!

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