最先端を歩んでいる漫画家の坂本眞一(さかもと・しんいち)さんのプロフィール、作品のご紹介です。
「超絶技巧の坂本眞一」
「耽美で写実的な絵の坂本眞一」
、、、最大の賛辞で高評価される漫画家の坂本眞一さん。
坂本眞一さんの作品を見ますと、デジタル作画の技術が進んで、もう漫画という分野は芸術(アート)の域にまで到達していると感じます。
そんな、坂本眞一さんの素顔や作品に迫っていきたいと思いますので、最後までご愛読お願いします。
目次
坂本眞一の現在までの経歴や簡単なプロフィール!始まりは、公園で拾った「北斗の拳」を読んで電撃が走った!
▼坂本眞一:『孤高の人』第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞
マンガBANG!『孤高の人』2021年1月31日まで全巻無料公開です。
漫画表現への挑戦を始めた大切な作品です。この機会に是非❄️#孤高の人 #マンガBANG https://t.co/0Pf77BCdrA— 坂本眞一 (@14MOUNTAIN) December 3, 2020
坂本眞一(さかもと・しんいち)さんの現在までの経歴や簡単なプロフィールはこちらです!
小学校時代、公園に落ちていた「「週刊少年ジャンプ」をたまたま拾い上げて読んだ「北斗の拳」に衝撃と感銘を受け、そのときは体中に電撃が貫いたと語ってます。
それから「北斗の拳」「キン肉マン」など買い集め読んでいくうちに、漫画に目覚めていきます。
公園で拾ったジャンプの「北斗の拳」が漫画家を志すきっかけになったということですね。
成長し、進路を決める時期に、大阪から世に飛び出していきたいという漠然として気持ちが高じてきました。
自分を振り返ると、「絵が上手い」「漫画が好き」と自己認識し、漫画の世界に飛び込みました。
高校2年生の時に、漫画にチャレンジし、ジャンプに応募し、最終選考や佳作に選ばれます。
ついに、高校3年の冬の1990年に作品『キース!! 』で週刊少年ジャンプ「第70回H☆S賞」に入選を果たします!
勉強そっちのけで、ひたすら漫画を考え描いていった努力は実りました。
そして、念願の大阪から東京へ上京し、漫画家として、1991年に「週刊少年ジャンプ」でデビューしました。
ご本人は「奇跡的に漫画家としてのスタートをうまく切ることができたかな」とデビューを飾ったことについて語っていますが、、、坂本眞一さんの努力の賜物でしかありませんね。
最近では青年誌にも作品を発表しています。
漫画家として座り続けているため運動不足になる、、、ということで体力つくりのためジョギングに勤しんでます。しっかり漫画を考えての行動ですね、、、「ジョギングは止められない、楽しみのひとつ」という域まで行ったそうで、僕も見習いたいと思います。
2012年2月22日 漫画家のインタビューネット配信番組「漫画元気発動計画」の第8回 – 11回に出演。ジャンプ時代のことやアシスタント時代や『孤高の人』の裏話を語りました。
それでは、次に坂本眞一さんの主な作品の年譜や作画工程について解説します。
坂本眞一の主な作品の年譜や作画工程について。「リアルを追及する」がハンパないです!
▼坂本眞一新作:『#DRCL』 ゴシックホラーの名作、ブラム・ストーカー『吸血鬼ドラキュラ』原案、2021年1月20日グランドジャンプ新連載
Based on Bram Stoker’s Dracula, a masterpiece of Gothic horror at the end of the 19th century, I will start new series “#DRCL midnight children ” on January 20, 2021.#0 is now on sale in the 1st issue of GRAND JUMP. pic.twitter.com/KuCyH3uqjC
— 坂本眞一 (@14MOUNTAIN) December 3, 2020
坂本眞一(さかもと・しんいち)さんの年譜をまとめました。年代順に作品を並べました。
作風は、「写実的で筋骨隆々な男性描写が得意」、「超絶技巧」、「耽美で写実的な絵」と高く評価されています。
「リアルを追求する、真実を大切にしたい」がために、たとえば漫画に使われるガラスが割れる擬音語「パリン」「ペキッ」「ガッシャーン」などは個人個人によって聴こえる音は異なるはずという考えから、コマ割りに一切擬音語を使わず、読者の感じる音に任せるという実験を続けています。
有名なマンガ擬音語では「ゴゴゴゴゴゴゴ」(ジョジョ)や「ザワザワザワザワ」(カイジ)などはこれはこれで有りですが、、、具体的にはぶつかる音「ドガッ」などは演出上かなり使われてますが、坂本眞一さんはそれを否定してあえて擬音語を入れずに読者にゆだねる、、、これは新しい発想ですね。
さらに音だけでなく画も、読者の感性にゆだねる画風とコマ割りを考えていると言います。
坂本眞一という漫画家から挑戦を受けるようで、読み手も責任が思いですね!
最近では、作品『イノサン』から、作品を制作する手段がフルデジタルに完全移行して、同じひとつのコマをアシスタントさん4人で完成させるという工程を取られてます。
服装、飾り、背景、風景、静物、、、専門のアシスタントさんが描いていきます。
コマひとつに5人で作り上げるなんて、どれだけ完成度が高くなることでしょう!
さらに凄いのは、原稿(パソコン)に描く前に、衣装を手作り、スタッフさんに衣装を着せ、動きを付けて演技をさせ、撮影し、その実写の上に画を描き込んでいくという、実写撮影が素材であり下絵になっている。。。
1コマに半日かける!
これってもう映画の作り方ですよね!!
漫画はあくまで2Dですが、坂本眞一さんの頭の中は登場人物は必ず3Dをイメージしており、フィクションではなくノンフィクションと考え、過去現在未来に実在する人物として扱っています。
『イノサン』という作品は、フランス革命を舞台とし、主人公は死刑執行人。なので多くの死が出てきますが、単に残酷に描写するのではなく、違う表現として美しく描くことで、人間の命の儚さや賛歌を表現したいと心がけています。そういうこともあり、坂本眞一さんは死者への敬意をこめ、しばしば神社に訪れ、手を合わせてます。
坂本眞一さんを一言で表すのは、繰り返しになりますが、これしかありません、こちらです。
「リアルを追求する!」
◎1990年 『キース!! 』 「週刊少年ジャンプ」で商業デビュー作品。
◎1995年 『ブラッディ・ソルジャー』 坂本眞一傑作集。集英社ジャンプ・コミックス(短編集)。
◎1995年 『モートゥルコマンドーGUY』 代表作のひとつ。集英社ジャンプ・コミックス全2巻。
◎2004年 『にらぎ鬼王丸』 原作:荒仁。集英社ヤングジャンプ・コミックス全5巻。
◎2005年 『益荒王』 集英社ヤングジャンプ・コミックス全7巻。
◎2010年 『一撃』 原作:田中誠一 増刊少年サンデー連載・未単行本化。
◎2010年 『孤高の人』 代表作のひとつ。第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。登山漫画。原案:新田次郎、原作:鍋田吉郎→高野洋。集英社ヤングジャンプ・コミックス全17巻。
◎2013年 『イノサン』 この作品からフルデジタルで作成を始める。フランス革命を舞台。主人公は死刑執行人。名作「ベルサイユのばら」も参考にしてます。集英社ヤングジャンプ・コミックス全9巻。
◎2015年 『イノサン Rouge』 集英社『グランドジャンプ』にて、2015年12号から2020年3号まで連載。
坂本眞一の公式リンクまとめ!ツイッター、インスタグラム!
▼坂本眞一
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— 坂本眞一 (@14MOUNTAIN) November 11, 2020
坂本眞一(さかもと・しんいち)さんの公式リンク集です。
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生年月日:1972年7月19日( 48歳)
出身地:大阪府出身
師匠:江川達也
作品:下にまとめました