2026年8月30日放送の『24時間テレビ49』で、岩田剛典(いわた たかのり)さん、イモトアヤコさんらと能登・珠洲市(すずし)の巨大地上絵に挑むサイープさん。
「外国人アーティストは誰?」「どうやって大地に絵を描くの?」「絵はそのまま残るの?」と気になった方もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、サイープさんはフランス出身でスイスを拠点に活動する、元看護師のランドアーティストです。本名はギヨーム・ルグロさんで、2026年8月現在37歳。自然の中に、時間とともに消えていく巨大作品を描くことで知られています。
日本テレビの公式タイムテーブルでは、能登の巨大地上絵企画は8月30日15時50分ごろから放送予定です。
サイープは誰?本名・年齢・プロフィール
▼サイープさん「SAYPE」:スイス連邦外務省の人物紹介

サイープさんの基本情報を整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 活動名 | SAYPE(サイープ) |
| 本名 | ギヨーム・ルグロさん |
| 生年月日 | 1989年2月17日 |
| 年齢 | 37歳(2026年8月時点) |
| 出身地 | フランス・ベルフォール |
| 活動拠点 | スイス |
| 以前の職業 | 看護師 |
| 主な活動 | 草地、土、砂、雪などに描く巨大地上絵 |
日本テレビでは「サイープ」と表記されています。英字の活動名は「SAYPE」です。
サイープさんは、建物の壁ではなく、草地や砂浜など自然の広い空間を使って作品を描きます。このように自然環境や土地そのものを作品の一部にする表現は、一般にランドアートと呼ばれます。
元看護師から世界的アーティストになった経歴
スイス連邦外務省の人物紹介によると、サイープさんは10代の頃からグラフィティを始めました。
その後、看護師の資格を取得し、フランスからスイスへ移住。看護師として働きながら、独学でさまざまな絵画技法を身につけています。
看護師から突然芸術家へ転身したというより、人と向き合う仕事と作品制作を並行していた時期があるという理解が正確です。
2013年には、自然の中で使うための生分解性塗料を開発しました。生分解性とは、微生物などの働きによって自然界で分解されやすい性質を意味します。
SAYPEという名前は「Say Peace」が由来
活動名の「SAYPE」は、「Say」と「Peace」を組み合わせた言葉です。
日本語では「平和を口にしよう」「平和を表現しよう」といった意味に近く、サイープさんが作品で繰り返し扱う平和、連帯、助け合いというテーマにつながっています。
単に本名を隠すための芸名ではなく、作品の目的まで表した名前なのです。
サイープの巨大地上絵はなぜ自然に消える?
サイープさんの作品は、一般的な外壁用ペンキで地面を永久に塗り固めるものではありません。
公式資料では、主にチョークや木炭を使った環境配慮型の塗料で描くと説明されています。草、土、砂、雪など、もともと変化し続ける場所に描くため、天候や植物の成長、地面の変化によって作品も少しずつ見えなくなります。
つまり、作品が消えるのは失敗ではなく、最初から永遠に残さないことを前提とした表現です。
巨大な作品を空から撮影すれば、映像や写真としては残ります。一方、現地の絵は自然へ戻っていくため、「人間が作ったものも永遠ではない」「自然の中で人間は何を残すのか」という問いも生まれます。
ただし、今回の能登作品で使用した塗料の詳しい配合や作品の正確な大きさは、8月30日午前6時50分時点では発表されていません。過去の作品と完全に同じ材料だとは、放送前に断定できません。
日本での巨大地上絵は今回が初めてではない

サイープさんが日本で作品を制作するのは、今回が初めてではありません。
SAYPE公式の活動記録では、2023年に「Beyond Walls」日本ツアーとして、次の4地域で制作したことが確認できます。
- 沖縄
- 長崎
- 富士
- 東京
「Beyond Walls」は、互いの腕をつかむ手を描き、世界各地を巨大な人間の鎖でつなごうとするプロジェクトです。
壁を作って人を分断するのではなく、国や文化を越えて手を取り合うという考えが込められています。
したがって、2026年の24時間テレビ企画は「世界的アーティストが初来日する企画」ではありません。過去に日本各地で平和を描いてきたサイープさんが、今度は能登の復興への願いを描く企画と整理できます。
24時間テレビでは能登・珠洲市に何を描く?
日本テレビの公式タイムテーブルでは、能登の巨大地上絵企画は8月30日15時50分ごろから放送予定です。

今回の舞台は、石川県珠洲市です。
日本テレビは企画の目的を、「もう一度、アートの街・珠洲市に多くの人を呼びたい」という地域の思いに応えるものと説明しています。
| 項目 | 発表されている内容 |
|---|---|
| 制作地 | 石川県珠洲市 |
| 地上絵制作 | サイープさん、岩田剛典さん、子どもたち |
| 完成披露 | イモトアヤコさんを中心とした能登の人々による人文字を融合 |
| 放送予定 | 8月30日15時50分ごろ |
| 未発表 | 完成図、正確な大きさ、塗料の配合 |
ここからは公式発表を踏まえた編集上の分析です。
サイープさんの作品は、完成した絵だけを見せるものではありません。地元の子どもたちや住民が制作と完成披露に加わることで、一枚の地上絵を地域の共同作業へ変える点に今回の企画の特徴があります。
やがて絵そのものは消えても、制作に参加した経験や空撮映像、人々が集まった記録は残ります。この「消える作品と残る記憶」の組み合わせが、能登を舞台にサイープさんが起用された理由の一つと考えられます。
まとめ
サイープさんは、自然の中に巨大地上絵を描くフランス出身のアーティストです。
- 本名はギヨーム・ルグロさん
- 1989年2月17日生まれの37歳
- 看護師として働きながら独学で芸術を学んだ
- SAYPEは「Say Peace」に由来
- 主にチョークや木炭を使った環境配慮型の塗料で制作
- 作品は自然の変化によって少しずつ消えていく
- 2023年にも沖縄、長崎、富士、東京で制作
- 24時間テレビでは能登・珠洲市の巨大地上絵に挑戦
今回の作品は、完成した絵の美しさだけでなく、なぜ自然に残さない方法を選んだのか、能登の人々が制作にどう加わったのかにも注目です。
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