48年ぶりの金メダルを懸けた中国との決勝。アジア大会2026の女子バレーボール日本代表は、2026年9月22日の試合にセットカウント0―3で敗れ、銀メダルとなりました。
「48年ぶりの金」は実現しませんでしたが、各セットの得点を見ると、第3セットは23―25。日本が先行して勝機をつくった時間もあります。どこで流れが変わったのか、日本バレーボール協会の試合報告を基に振り返ります。
愛知県小牧市で行われた女子バレー決勝で、日本は中国に19―25、20―25、23―25のストレート負け。2大会連続の銀メダルに終わり、中国が3大会連続で優勝しました。
| セット | 日本 | 中国 | 点差 |
|---|---|---|---|
| 第1セット | 19 | 25 | 6点 |
| 第2セット | 20 | 25 | 5点 |
| 第3セット | 23 | 25 | 2点 |
点差はセットが進むにつれて縮まりました。ただし、第3セットで日本が先行しながら逆転されたことを考えると、スコアの接近だけで「中国を追い詰めた」とは言い切れません。勝負所で何が起きたかを見る必要があります。
日本バレーボール協会の報告では、第1セットは中国の強いサーブを受け、日本が1―4と先行を許しました。関菜々巳選手のサービスエースや秋本美空選手の攻撃で迫る場面もありましたが、中国の高さを生かした攻撃とブロックを止めきれず、19―25で失います。
第2セットも立ち上がりは1―5。日本は守備で粘って6―8まで差を縮めたものの、中国のサーブで攻撃の形をつくりにくくなり、20―25で連取されました。両セットとも序盤に追いかける展開になったことが、試合を難しくした一因と考えられます。
第3セットは様子が違いました。佐藤淑乃選手と和田由紀子選手の攻撃などで日本が序盤からリードし、9―2まで広げます。中国に詰め寄られても、鴫原ひなた選手の攻撃で17―12。ここまでは、日本にもセットを取る道筋が見えていました。
しかし、中国のブロックを軸とした反撃を受け、19―19に追いつかれます。両チームは23―23まで競り合いましたが、最後は中国のサービスエースで23―25。日本はこのセットも落としました。
ここから読み取れるのは、単に「中国が強かった」という話だけではありません。日本はリードを築けた一方、相手のサーブとブロックで流れが変わった局面を止められなかったと整理できます。ただし、敗因を一つのプレーや一人の選手に限定することはできません。
日本がアジア大会の女子バレーで最後に金メダルを獲得したのは、1978年のバンコク大会です。2026年に優勝すれば48年ぶりでしたが、決勝に敗れたため王座奪還は次回以降に持ち越しとなりました。「48年ぶりの金」という言葉は決勝前の達成条件を示すもので、今大会の結果を表すものではありません。
前回の杭州大会でも決勝は日本対中国で、日本は0―3で敗れて銀メダルでした。今回は地元開催で再び中国と対戦し、結果は同じく銀。ただ、今回の第3セットでは大きく先行する場面もありました。前回と同じ結果だから試合内容も同じ、とは捉えないほうが正確です。
なお、今回のアジア競技大会と、2028年ロサンゼルス五輪の出場権が懸かった女子アジア選手権は別の大会です。アジア大会での銀メダルを、そのまま五輪出場の可否に結び付けることはできません。
2026年9月22日のアジア大会女子バレー決勝は、日本が中国に0―3(19―25、20―25、23―25)で敗れ、銀メダルに終わりました。1978年以来、48年ぶりの金メダル獲得は実現していません。
第1・第2セットでは中国のサーブで序盤から苦しい展開となり、第3セットは先行しながら終盤に追いつかれました。結果だけでなく、セットを取れるところまで持ち込んだ第3セットの流れに、この決勝の悔しさが表れています。