2026年8月21日、バレーボール女子アジア選手権が中国・天津(てんしん)で開幕します。
今大会の優勝国には、2028年ロサンゼルスオリンピック(ロス五輪)の出場権が与えられます。
すると気になるのが、**「日本が優勝できなかったら、ロス五輪へ行けないのか」**という点です。
結論から言うと、アジア選手権で優勝を逃しても、ロス五輪へ行ける可能性は残ります。
ただし、今大会で直接出場を決められるのは優勝国だけです。優勝を逃した場合は、2027年の世界大会か2028年の世界ランキングで出場権を取る必要があります。
女子バレーがロス五輪へ行く3つのルート

ロス五輪の女子バレーボールには12チームが出場します。
FIVBが発表した出場資格制度によると、出場枠は次のように決まります。
| 出場ルート | 枠数 | 日本が出場権を得る条件 |
|---|---|---|
| 開催国枠 | 1 | アメリカが獲得済み |
| 2026年大陸選手権 | 5 | アジア選手権で優勝 |
| 2027年世界大会 | 3 | 未出場国の上位3チームに入る |
| 2028年世界ランキング | 3 | VNL予選終了後、未出場国の上位3チームに入る |
つまり、日本には次の3段階があります。
- 2026年アジア選手権で優勝する
- 2027年の世界大会で出場権を取る
- 2028年の世界ランキングで出場権を取る
アジア選手権は最初の機会ですが、最後の機会ではありません。
なお、FIVBの2025年12月発表では2027年大会を「世界選手権」と表記していましたが、2026年8月の最新案内では「FIVBバレーボールワールドカップ」とされています。本記事では最新の表記に合わせて「ワールドカップ」とします。
アジア選手権は1位と2位で何が違う?
2026年アジア選手権では、優勝国だけがロス五輪への直接出場権を獲得します。
一方、上位3チームには2027年FIVB女子ワールドカップの出場権が与えられます。
| アジア選手権の順位 | ロス五輪出場権 | 2027年ワールドカップ出場権 |
|---|---|---|
| 優勝 | 獲得 | 獲得 |
| 2位・3位 | 直接出場は決まらない | 獲得 |
| 4位以下 | 今大会では獲得できない | 今大会からの確定枠はなし |
したがって、日本が決勝で敗れて準優勝となった場合、ロス五輪への直接出場は決まりません。
それでも、2027年ワールドカップへの出場権は確保できるため、そこで再びロス五輪を目指せます。
4位以下になるとワールドカップの確定枠も逃すため、状況は厳しくなります。ただし、2028年の世界ランキングによる最終ルートは残ります。
2027年ワールドカップでも出場権を取れる
2027年の世界大会では、すでにロス五輪出場を決めている国を除いた上位3チームが出場権を獲得します。
単純に「大会で3位以内に入らなければならない」という意味ではありません。
例えば、上位にアメリカや各大陸の優勝国が入っていた場合、それらの国はすでに出場権を持っているため、次の未出場国へ枠が回ります。
日本がアジア選手権で2位か3位に入り、2027年ワールドカップで上位へ進めば、そこでロス五輪出場を決められる可能性があります。
最後は2028年世界ランキングで決まる

2027年の世界大会でも出場権を取れなかった国には、世界ランキングによる最終ルートがあります。
2028年VNLの予選ラウンド終了時点で、まだ出場権を持っていない国のうち、世界ランキング上位3チームがロス五輪へ進みます。
Volleyball Worldの大会展望によると、日本は2026年8月20日時点で世界6位。アジア勢では最上位です。
現在の順位だけを見れば、ランキング枠でも有力な位置にいます。
さらに、日本より上位の国が大陸選手権や2027年ワールドカップで先に出場権を獲得すれば、未出場国だけで比べるランキング枠では日本が有利になります。
ただし、これは現在の順位を基にした見通しです。世界6位だから出場確定というわけではありません。
アジア選手権を含む国際試合の結果は世界ランキングへ反映されるため、優勝を逃した場合でも一戦一戦が重要です。
女子アジア選手権2026の日本の日程
大会は8月21日から30日まで開催され、12チームが3組に分かれて予選を戦います。
日本はプールCに入りました。
| 日程 | 対戦相手 | 日本時間 |
|---|---|---|
| 8月21日 | ホンコンチャイナ | 19時30分 |
| 8月23日 | 韓国 | 19時30分 |
| 8月25日 | ベトナム | 19時30分 |
各組上位2チームと、各組3位のうち成績上位2チームが準々決勝へ進みます。その後、準決勝、決勝、3位決定戦が行われます。
日本は世界ランキング6位で、2025年世界選手権では4位に入りました。今大会でも優勝候補ですが、開催国の中国や前回優勝のタイとの対戦が大きな山場になりそうです。
よくある疑問
日本が決勝で負けたらロス五輪には行けない?
直接出場は決まりませんが、ロス五輪への道が閉ざされるわけではありません。
準優勝なら2027年ワールドカップ出場権を得られ、そこで再挑戦できます。さらに2028年の世界ランキング枠も残ります。
アジア選手権で3位でも大丈夫?
3位なら2027年ワールドカップへの出場権を獲得できます。
ただし、ロス五輪の直接出場権は得られないため、ワールドカップか世界ランキングで改めて出場条件を満たす必要があります。
世界ランキング6位なら出場できる?
現時点では有利な位置ですが、まだ出場は決まっていません。
基準になるのは2028年VNL予選ラウンド終了後の順位です。それまでの試合結果によってランキングは変動します。
まとめ
女子バレー日本代表は、2026年アジア選手権で優勝できなくても、ロス五輪へ行ける可能性があります。
- アジア選手権優勝ならロス五輪へ直接出場
- 2位か3位なら2027年ワールドカップへ出場
- ワールドカップでは未出場国の上位3チームが五輪出場
- 最後は2028年世界ランキングによる3枠
- 日本は現在世界6位だが、出場が保証されたわけではない
最も早く、確実にロス五輪出場を決める方法はアジア選手権優勝です。
ただし、優勝を逃したからといって終わりではありません。今大会の順位と世界ランキングの両方が、その後のロス五輪への道につながります。
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