『踊る大捜査線 THE LAST TV』神田と秋山は退職したのになぜ湾岸署に?スリーアミーゴスの役職を整理

『THE LAST TV』の湾岸署に並ぶスリーアミーゴスと「退職後なぜ湾岸署に?」の文字

『踊る大捜査線 THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件』では、王明才の結婚式を準備する湾岸署に、神田元署長と秋山元副署長が当たり前のようにいます。「2人は退職したはずなのに、なぜ署内で仕事をしているの?」と疑問に思う場面です。

結論からいうと、神田と秋山は『THE LAST TV』では湾岸署の「指導員」という立場だからです。かつての署長・副署長として残っているわけではなく、退職後も経験を生かして湾岸署に関わる役職へ移っています。

ただし、作品や公開資料では「指導員」であることまでしか確認できません。再雇用、嘱託、非常勤といった具体的な契約形態は明かされていないため、本記事でも断定せず、劇中で確認できる役職を中心に整理します。

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神田と秋山は退職後、湾岸署の「指導員」になっている

北村総一朗さんが演じる神田は、テレビシリーズ開始時の湾岸署長。斉藤暁さんが演じる秋山は、その神田を支える副署長でした。小野武彦さんが演じる刑事課長・袴田を加えた管理職3人

北村総一朗さんが演じる神田は、テレビシリーズ開始時の湾岸署長。斉藤暁さんが演じる秋山は、その神田を支える副署長でした。小野武彦さんが演じる刑事課長・袴田を加えた管理職3人が、おなじみの「スリーアミーゴス」です。

2012年の3人への取材記事では、『THE LAST TV』と『THE FINAL 新たなる希望』における神田と秋山の役職は「指導員」、袴田は「副署長」と明記されています。つまり、神田と秋山は元上司が遊びに来ているのではなく、湾岸署と現在も職務上の接点がある設定です。

人物テレビシリーズ開始時『THE LAST TV』時点
神田湾岸署長指導員
秋山湾岸署副署長指導員
袴田湾岸署刑事課長湾岸署副署長

「指導員」の詳しい権限や勤務形態は不明

「指導員」という肩書からは、長年の経験を後輩に伝える助言役や教育係に近い立場だと考えられます。定年後の再雇用のように見えますが、これは役職名からの推測です。警察官としての階級、契約期間、日常業務、決裁権などは作中で説明されていません。

確実にいえるのは、2人が署長室の主ではなくなった一方、湾岸署との関係まですべて切れたわけではないことです。「退職したのにいる」という矛盾ではなく、「元の管理職を退き、指導員として戻っている」と理解すると分かりやすいでしょう。

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なぜ結婚式の準備までしている?湾岸署総出の行事だから

『THE LAST TV』で湾岸署が準備しているのは、中国からの研修生だった王明才の結婚式です。フジテレビの公式あらすじでは、室井慎次や中国側の要人も出席する「湾岸署最大級のイベント」とされ、署員総出で準備に追われると説明されています。

神田と秋山は指導員として湾岸署に関わっているうえ、王もかつて刑事課で一緒に働いた仲間です。そのため、披露宴の段取りや仲人を巡る騒動に2人が加わっていても不自然ではありません。捜査指揮を執っているのではなく、湾岸署ファミリーの一員として大行事に参加している場面です。

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袴田は退職しておらず、副署長に昇進している

3人をひとまとめに見ていると見落としやすいのが、袴田だけ立場が違うことです。『THE LAST TV』時点の袴田は、刑事課長から副署長へ昇進しています。神田と秋山が指導員へ移ったあとも、袴田は現役の管理職として湾岸署の指揮系統に残っています。

そのため、2012年時点のスリーアミーゴスは「元署長・元副署長・元刑事課長」が同じ肩書で集まったグループではありません。指導員の神田、指導員の秋山、副署長の袴田という、異なる立場の3人です。

現在の湾岸署長は真下正義

神田の後を受けて湾岸署長を務めているのは、ユースケ・サンタマリアさん演じる真下正義です。刑事課長は魚住二郎、盗犯係係長は中西修となり、湾岸署の管理職側にも世代交代が起きています。

2012年の取材記事では、真下・魚住・中西の3人が“新しいスリーアミーゴス”のような雰囲気を見せていたと紹介されています。ただし、これは人事上の正式なチーム名ではありません。神田・秋山・袴田の3人も、それぞれの役職が変わってなお従来どおりスリーアミーゴスとして扱われています。

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役職が変わっても「スリーアミーゴス」である理由

スリーアミーゴスは、警察組織に実在する部署名や役職名ではなく、神田・秋山・袴田の3人に付いた呼び名です。保身を優先して右往左往する管理職として笑いを生みながら、ときには部下を守る姿も見せる3人の関係性が呼び名の核になっています。

したがって、署長・副署長・刑事課長という最初の組み合わせが崩れても、スリーアミーゴスが解散したわけではありません。『THE LAST TV』では、現役時代と変わらない掛け合いを見せることで、湾岸署の時間が続いていることと、管理職の世代交代の両方を伝えています。

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2026年の『踊る大捜査線 N.E.W.』では3人とも「元湾岸署」

2026年公開の新作『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』公式キャラクターページでは、神田は「元湾岸警察署長」、秋山は「元湾岸警察署副署長」、袴田も「元湾岸警察署副署長」と紹介されています。

この表記から、少なくとも新作時点では袴田も副署長を退き、3人全員が湾岸署の現役管理職ではないことが分かります。一方、『THE LAST TV』は2012年当時の物語なので、2026年の肩書をさかのぼって当てはめないことが大切です。

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まとめ

『THE LAST TV』で神田と秋山が湾岸署にいるのは、2人が退職後も「指導員」という立場で署に関わっているからです。具体的な雇用形態や権限は明かされていませんが、単なる来客ではありません。湾岸署最大級の行事である王明才の結婚式を署員総出で準備しているため、2人も騒動の中心に加わっています。

同じ頃、袴田は刑事課長から副署長へ昇進し、湾岸署長は真下正義、刑事課長は魚住二郎に代わっています。役職上は世代交代していても、神田・秋山・袴田の掛け合いと関係性が続く限り、3人はスリーアミーゴスです。

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参考資料