NHK連続テレビ小説『らんまん』では、牧野富太郎博士がモデルになってます。
牧野富太郎博士は「植物に魅せられた、日本の植物学の巨人」であり、日本の植物学界をリードし、新種発表や『日本植物誌』執筆、東大植物園設立に尽力した偉大な学者です。
そんな牧野富太郎博士をモデルにした主人公“槙野万太郎”を、神木隆之介さんが演じます。
本記事では、牧野富太郎博士には逸話が多く、その中でも超ド級エピソードを３つ選びましたので、お気軽に最後まで読んでください！
目次
牧野富太郎博士（らんまんモデル）は小学校を中退！
植物に一生を捧げた、日本の植物学の父でもあり、世界中の新種を発見し、多くの植物に名前をつけた牧野富太郎博士。
東京帝国大学では、理学博士の学位を受けてます。（1927年、65歳のとき）
しかし学歴的には、小学校は中退になってます。
ＮＨＫドラマでは、植物に熱中しすぎて先生から学校生活はキチンとしろと指導されたのを、なんと英語で先生に反論し、プライドを傷つけられた先生から出て行けと言われ、嬉々として「ほんなら、やめます」「学業はどこでもできます」と小学校を中退してしまいます。
後年、牧野富太郎博士は、小学校を中退した理由として、造り酒屋の跡取りだったので、小学校などで学業を修め、学問で身を立てることは全く考えていなかったからだと述べています。
植物が好きすぎて、研究に没頭し、牧野富太郎は、1927年に65歳で東京帝国大学から理学博士の学位を授与されます。そのときの博士論文は『日本産シダ植物』で、日本のシダ植物について詳細な記述と図を提供し、その分類体系を確立しました。
牧野富太郎博士（らんまんモデル）は南極まで植物調査！
牧野富太郎博士は、日本初の南極探検隊には、牧野富太郎博士が植物学者として参加しました。
その探検隊は、1910年に出発し、翌年に南極に到着しました。牧野博士は、南極で初めての科学調査を行い、多くの新しい植物種を発見しました。
しかし、その過程で、牧野博士は重大な危険にさらされました。ある日、氷の上を歩いていた牧野博士は、突然、踏み抜いてしまいました。足首から下が氷に閉じ込められ、動けなくなってしまったのです。
幸い、同行していた仲間たちが牧野博士を発見し、救助することができました。しかし、その後も厳しい寒さと過酷な環境にさらされながら、探検を続けました。
南極大陸における植物の採集と調査を行い、その成果を『南極植物誌』としてまとめました。これにより、南極における植物分布や生態系に関する貴重な知見が得られました。
これもまた、植物に命を懸けた逸話として、凄いエピソードです。
牧野富太郎博士（らんまんモデル）は94歳まで生きた！
牧野富太郎博士は、94歳まで生きました。
当時も今でも94歳は長寿です。
長寿で生きてこられたのも、ひとえに生涯にわたって植物一筋で研究を続けたからでしょう。
最晩年の死の直前まで自分の著書『日本植物図鑑』の改訂に取り組んでいました。
現場に出向き、標本を採集したり図を描いたりしましたが、完成前に逝去しました。彼の死後、この本は彼の弟子たちによって完成されました。これは、日本の植物約6000種を写真と図で紹介した大著で、牧野博士の研究の集大成ともいえます。
牧野博士は、東京都練馬区にある自宅で植物研究を続けました。彼は、自宅の庭に植物園を作り、多くの植物を栽培しました。彼の庭は、多くの植物愛好家や学者に開放され、親しみを持って「牧野庭」と呼ばれました。
誕生日である4月24日は、「植物学の日」として制定されています。
ＮＨＫドラマでは、最晩年まで描かれるのでしょうか？
最終章まで楽しみですね。
NHK連続テレビ小説（朝ドラ）に記事も合わせて読んでください！
▼神木隆之介さんは朝ドラ「らんまん」で初めての男性主演。幼少期から老年期までの牧野富太郎の姿をどのように表現するのか、興味があります。ドラマでは、彼がどんな植物を見つけたのか、どんな困難に直面したのか、どんな仲間や恋人と出会ったのかなど、彼の魅力や苦悩を描きます。
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