朝ドラ「舞いあがれ」は中盤にきて、父・浩太の突然逝去は衝撃的で、こう来るのかと思わずのけぞり、そして涙しました。
これまで主人公・舞の空への憧れから、竹細工のプロペラ模型飛行機、長崎五島での凧揚げ、パイロット訓練時代と、飛行機パイロットへまっしぐらで、どんな展開になるかと思われました。
それが、まさかの父の逝去、会社倒産危機、会社存続への奮闘、インサイダー疑惑逮捕・・・と舞は夢のパイロットどころではなくなりました。
そして今の最大の関心は、最終回に向かっての長男・悠人の再生と復活の展開、ハッピーエンドで終わるのか!
そして、愛に溢れた父・浩太や母・めぐみ、こころ優しい妹がいるのに、幼少期からなぜあんなにも反抗的だったのか理由も知りたい!?
共感しっぱなし、ハラハラドキドキ、涙涙で毎回の放送を楽しませてもらってます。
いったい母と妹とはどんなふうに収まるのか、家業は継ぐのか、長男・悠人のインサイダー疑惑逮捕からの再生と復活を軸に考察したいと思います。
目次
「舞いあがれ!」岩倉家の父・母・兄・主人公!
朝ドラ「舞いあがれ」は岩倉家を軸に話が展開します。
先に岩倉家を紹介しますと、主人公からみて大黒柱の父が岩倉浩太(いわくら・こうた、高橋克典さん演)、母が岩倉めぐみ(いわくら・めぐみ、永作博美さん演)、兄が岩倉悠人(いわくら・はると、横山裕さん演、幼少期は海老塚幸穏くん)、そして主人公は岩倉舞(いわくら・まい、福原遥さん演、幼少期は浅田芭路(あさだ・ぱろ)ちゃん)。
「舞いあがれ!」長男・悠人が幼少期からあんなに反抗的だった理由!
ドラマを見て思うのは、岩倉悠人(いわくら・はると)が幼少のころから父や母に反発していたということです。
その理由はNHK公式ページにて説明があります。
舞の3歳上の兄。油の匂いと機械音がうるさい工場の町が子どものときから嫌い。勉強が得意でプライドが高く、早く工場町から抜け出して大金を稼ぎたいという野心を持つ。大学進学で家を出て両親を心配させるようになるが、妹の舞がとりなそうとする。
NHK公式サイト
「油の匂いと機械音がうるさい工場の町が子どものときから嫌い。」とあります。
それに加えて、幼少のころの妹・舞がしょっちゅう熱を出して親が看病をしているのをみて、自分はかまってもらえてない、愛情がないのだと、すねていたのもあるのかと思います。
勉強が得意なことも相まって、エリート主義と拝金主義に染まっていく、悠人なのでありました。
東大へ進学し、大学卒業には株で2,000万稼ぐほどになります。
社会人になった悠人は時代の寵児としてマスコミからもてはやされる存在になっていました。
岩倉家の家族に対しては、あいかわらず音信不通の状態です。
「舞いあがれ!」父の急逝で怒涛の展開!インサイダー疑惑逮捕でどうなる悠人!
▼セリフのひとことひとことが泣けてきます。
苦労して注文をとり、難しい加工のネジも無事納品した矢先、これまでの心労がたたって父・浩太は床に臥し帰らぬ人になります。
会社「IWAKURA」は父の急逝によって経営困難にとどめを刺さされ、立ちいかなくなり、母は一度は会社をたたむと言います。
父の夢がつまった会社を手放すことはできないと母は会社は存続すると一大決心し、会社再建に向かって立ち上がります。
しかし、会社復活の道は険しく、母と主人公・舞が奮闘する中、長男である兄は「はよ、たためやぁ」「時間が延びるほど、状況はわるくなるそ」とにべもない返事です。
妹の舞にも兄・悠人は冷たい言葉を発します。まだ、父が頑張っているとき、舞は悠人にいっしょに会社を立て直すよう協力してくれと頼みますが、「その場しのぎの親切は無責任だ」と、舞を冷たく突き放すのです。
僕は、父・浩太の死と母と主人公・舞が会社再建で苦労している姿をみて、涙し泣きました。ドラマなのに兄・悠人に対して怒ってました。
「なんで長男は手を差し伸べないのか?」
「幼少のころから父母と考えが違うといえども、そこは家族やろ!」
「両親のおかげで大きく育ててもらって大学まで卒業させてもらって、その恩はないのか?」
「大学卒業したころに「2000万貯めた」と言ってたけど、少しは金銭的な援助くらいはできないのか?」
「家業継ぎたくない気持ちは認めるにして、経営コンサルとかM&Aとかいうビジネスやっとるんやったら、父がいなくなったんやったら、少しくらい苦悩しとる母と相談に乗るくらいしたらええとちゃうか?」
「あんな小さな工場(こうば)」と毛嫌いして吐き捨てるように言ってたけど、生まれ育って、大きくしてもらった大恩というのは少しもないんかい。」
あのときは大人気もなく悠人に吠えてました。今思えば恥ずかしい。これね、僕の若い時と悠人が重なって感情が高ぶったのだと思います。
それだけ横山裕さんの演技もうまかったと思います。
結局、悠人は母に経営再建の策を出し、母は承諾、会社「IWAKURA」は皮一枚で生きながらえます。
会社も上向きて来た矢先に、悠人にインサイダー取引の疑惑が降りかかります。
信用も金も全てを失った悠人は、あらためて家族の絆や周囲の人たちの温かい気持ちを確認し、亡き父や母や妹に対し、心情を吐露します。
ここからが、悠人の再生、復活の始まりです。
「舞いあがれ!」悠人を軸に最終回へ向けて再生と復活の予想!
▼泣けてきます。
予想なのでネタバレではありません。
結局、家族の絆や人の気持ちを理解した悠人は、社長である母、そして事業を伸ばし父の夢を果たそうとする妹・舞とともに、経営手腕を発揮し、IWAKURAをネジを主力製品とする一流の会社に育てます。
その過程には、小さい頃はあれほど嫌いだった工場の音や匂いはものともせず、現場で従業員たちとともに走り回って働く、現場主義の経営者・悠人の姿がありました。
そして、年老いた母の代わりにIWAKURAの代表取締役として収まり、父の会社を引き継ぐことになります。
祖父、父、母、悠人を代々の社長にして、IWAKURAは大きく発展するのでありました。
長男・悠人を軸に最終回へ向けての考察をまとめました。
終わり良ければ総て良し、朝ドラこそ予定調和の大団円を願う私・ムービー杉本でした。
合わせて読みたい「舞いあがれ!」や俳優さんたちの記事はこちら!
▼いい演技をしてくれてる横山裕さん(関ジャニ∞)。これが朝ドラ初出演、大阪府大阪市此花区出身で大阪が舞台で合ってます。
▼悠人とくるみちゃん、ひょっとして結ばれると思うシーンもありました。どうなる!
●岩倉浩太(いわくら・こうた):主人公の父、演-高橋克典
●岩倉めぐみ(いわくら・めぐみ):主人公の母、演-永作博美
●岩倉悠人(いわくら・はると):主人公の兄、演-横山裕、幼少期:海老塚幸穏
●岩倉舞(いわくら・まい):主人公、演-福原遥、幼少期:浅田芭路(あさだ・ぱろ)