2026年9月4日、男子バレーボールのアジア選手権が福岡県北九州市で開幕します。
ところが、その後に開催される愛知・名古屋アジア大会の代表メンバーに石川祐希(いしかわ ゆうき)さんの名前がないため、「アジア選手権にも出ないの?」「二つは同じ大会ではないの?」と戸惑った人もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、石川祐希さんはアジア選手権に出場予定です。一方、愛知・名古屋アジア競技大会には出場しません。
二つは名前が似ていますが、主催者も大会の目的も異なります。この記事では、石川祐希さんの出場状況と二大会の違い、アジア選手権がロサンゼルス五輪へつながる仕組みを整理します。
石川祐希さんは、2026年男子アジア選手権に出場する予定です。
フジテレビの大会公式ページでは、男子日本代表選手として背番号14の石川祐希さんが掲載されています。日本代表はすでに福岡へ入り、石川祐希さん自身もアジア選手権で勝ってロサンゼルス五輪の出場権を獲得する決意を示しています。
石川祐希さんは、8月2日まで行われたネーションズリーグで首を痛め、別メニューで調整していた時期がありました。しかし、8月25日のブラジルとの親善試合で実戦復帰し、スパイクやブロックを決めています。
したがって、**9月3日朝の時点では出場予定と判断して問題ありません。**ただし、先発するか、全試合に出るかは対戦相手や体調によって変わります。試合直前の登録変更もあり得るため、「全試合で先発する」とまでは断定できません。
男子アジア選手権は、2026年9月4日から13日まで北九州市立総合体育館で開催されます。日本はプールAに入り、オーストラリア、バーレーン、オマーンと対戦します。
日本の予選ラウンドの放送予定は次のとおりです。
| 日程 | 対戦カード | 放送時間 |
|---|---|---|
| 9月4日(金) | 日本対オマーン | 19時~20時54分 |
| 9月6日(日) | 日本対バーレーン | 19時~20時54分 |
| 9月8日(火) | 日本対オーストラリア | 19時~20時54分 |
日本戦はフジテレビ系列で放送され、TVerとFODでも配信予定です。決勝トーナメントの対戦相手と日程は、予選順位によって決まります。
「アジア選手権」と「アジア大会」は、同じ大会の略称ではありません。違いを表にすると次のようになります。
| 比較項目 | アジア選手権 | アジア競技大会(アジア大会) |
|---|---|---|
| 大会の形 | バレーボール単独のアジア選手権 | 多数の競技を行う総合スポーツ大会 |
| 主催 | アジアバレーボール連盟(AVC) | アジア・オリンピック評議会(OCA) |
| 2026年の日程 | 男子は9月4日~13日 | 全体は9月19日~10月4日、男子バレーは9月27日~10月3日 |
| 男子バレー会場 | 北九州市立総合体育館 | 岡崎中央総合公園総合体育館など |
| 主な目的 | アジア王者決定、ロス五輪などの出場枠 | 各競技のアジア大会メダル獲得 |
| ロス五輪への直結 | 優勝国が出場権を獲得 | 優勝しても直接の出場権は得られない |
| 石川祐希さん | 出場予定 | 代表12人に入っていない |
アジア選手権は、バレーボールでアジアの頂点を決める大会です。2026年大会は、優勝国に2028年ロサンゼルス五輪の出場権が与えられる重要な予選でもあります。
一方、アジア競技大会は「アジア版オリンピック」とも呼ばれる総合大会です。陸上、水泳、球技など多くの競技が行われ、バレーボールはその一競技として実施されます。
愛知・名古屋アジア競技大会の男子バレー日本代表は、すでに12人が発表されています。中心となるのは、大塚達宣さん、甲斐優斗さん、高橋慶帆さんらです。
この名簿に、石川祐希さん、髙橋藍さん、西田有志さんは入っていません。そのため、石川祐希さんはアジア選手権には出ますが、アジア競技大会には出ない予定です。
では、なぜ主力選手を二つの大会に続けて出さないのでしょうか。
公式発表で確認できるのは、二大会で異なる代表メンバーが選ばれたという事実までです。日本バレーボール協会は、石川祐希さん個人を外した理由を詳しく説明していません。
ここからは日程と編成からの分析ですが、次の狙いが考えられます。
アジア競技大会のチームを単純に「B代表」と呼ぶのは正確ではありません。大塚達宣さんや甲斐優斗さんなど、国際大会で実績のある選手も含まれています。目的の異なる二大会へ、それぞれに合ったチームを編成したと見るのが自然です。
今回、男子日本代表が最優先するのはアジア選手権の優勝です。
2028年ロサンゼルス五輪の男子バレーには12チームが出場します。開催国アメリカのほか、2026年の各大陸選手権優勝国、2027年の世界大会、2028年の世界ランキングを通じて出場国が決まります。
日本が今回のアジア選手権で優勝すれば、その時点でロス五輪出場が決定します。また、大会上位3チームは2027年FIVBバレーボールワールドカップの出場権を得ます。
優勝を逃してもロス五輪への道が消えるわけではありませんが、石川祐希さんたちにとって、地元開催で最も早く出場権を確保できる大きな機会です。
同じ大会ではありません。アジア選手権はバレーボール単独の大会、アジア大会は多くの競技を行う総合大会です。
9月3日時点で発表されているアジア競技大会代表12人に石川祐希さんは入っていません。負傷者などによる正式な変更がない限り、途中から出場する予定はありません。
髙橋藍さんと西田有志さんも、発表済みのアジア競技大会代表12人には入っていません。石川祐希さんと同様、主戦場は先に行われるアジア選手権となります。
優勝できなかった場合も、2027年の世界大会と2028年の世界ランキングによる出場枠が残ります。ただし、今回優勝すれば最も早い段階で出場権を確定できます。
石川祐希さんの出場状況と、二つの大会の違いをまとめます。
つまり、テレビで石川祐希さんを見たい場合、まず注目する大会は9月4日に始まるアジア選手権です。
日本は地元・福岡でアジア王者とロス五輪への切符を目指します。首の負傷から実戦復帰した石川祐希さんが、キャプテンとしてどのようなプレーを見せるのか注目です。