2026年8月30日の『24時間テレビ49』で、FANTASTICSの「9人目のメンバー」として中尾翔太さんが特集されます。
現在、テレビやステージに登場するFANTASTICSは8人です。それなのに、なぜ「FANTASTICSは9人」といわれるのでしょうか。
結論からいうと、中尾さんは後から数に加えられた「9番目の人」ではありません。2016年の結成時からグループを作った7人のパフォーマーの一人で、八木勇征さんと中島颯太さんの加入後に生まれた9人体制のメンバーです。
中尾さんは2018年に22歳で亡くなりましたが、残る8人は「9人で初めてFANTASTICS」という思いを公にし、作品名やツアー名、公式キャラクターなどにその存在を残してきました。
この記事では、中尾翔太さんが「9人目」と呼ばれ続ける理由を、結成からの時系列と現在の活動から整理します。
2026年8月現在、FANTASTICSとして実際に活動しているのは次の8人です。
| 役割 | メンバー |
|---|---|
| リーダー・パフォーマー | 世界さん、佐藤大樹さん |
| パフォーマー | 澤本夏輝さん、瀬口黎弥さん、堀夏喜さん、木村慧人さん |
| ボーカル | 八木勇征さん、中島颯太さん |
| 9人目として受け継がれる結成メンバー | 中尾翔太さん |
つまり、現在の活動人数は8人ですが、グループの原点と気持ちは中尾さんを含めた9人ということです。
実際に、2026年8月時点のLDH公式アーティストページでは、8人の後に中尾翔太さんの名前も掲載されています。
「9人目」という言葉は加入した順番を意味するのではなく、現在活動する8人に中尾さんを加えて表す呼び方です。
▼中尾翔太さんのプロフィール:中尾さんのLDH公式プロフィール
中尾翔太さんのプロフィールを、LDHの公式情報から整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 中尾翔太(なかお・しょうた)さん |
| 生年月日 | 1996年4月23日 |
| 出身地 | 愛知県 |
| 血液型 | B型 |
| 役割 | FANTASTICSのパフォーマー |
| グループ結成 | 2016年12月29日 |
| 主な実績 | 2013年『24時間テレビ』高校生ダンス甲子園優勝 |
| 逝去 | 2018年7月6日、22歳 |
中尾さんのLDH公式プロフィールには、幼い頃から数多くのライブでバックダンサーやサポートダンサーを務めてきた経歴が掲載されています。
2013年には『24時間テレビ』の高校生ダンス甲子園で優勝しました。2026年の同番組で改めて特集されるのは、中尾さんにとって縁のある舞台への帰還ともいえます。
FANTASTICSが9人になった経緯を時系列で見ると、「9人目」という言葉の意味が分かりやすくなります。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2016年12月29日 | 世界さん、佐藤大樹さん、中尾翔太さんら7人のパフォーマーで結成 |
| 2017年 | 7人で最初の武者修行を実施 |
| 2017年12月 | オーディションを勝ち抜いた八木勇征さん、中島颯太さんがボーカルとして加入 |
| 2018年3月 | 中尾さんが胃がんの治療に専念するため活動休止 |
| 2018年4月~6月 | 中尾さんの復帰を待ちながら、残る8人で「夢者修行 FANTASTIC 9」を実施 |
| 2018年7月6日 | 中尾さんが22歳で亡くなる |
| 2018年12月5日 | 残る8人が「OVER DRIVE」でメジャーデビュー |
中尾さんはFANTASTICSが9人体制になる前から活動していました。したがって、「現在の8人とは別に、後から9人目とされた」という理解は正確ではありません。
一方、9人がそろったステージは実現しませんでした。
佐藤大樹さんが2018年に発表したメッセージでは、2人のボーカルが中尾さんと一緒に踊ることはできなかったと明かされています。
それでも中尾さんは、FANTASTICSとして再び踊ることを目標に闘病を続けていました。その夢を8人が引き継いだことが、「9人でFANTASTICS」という考えの出発点です。
中尾さんはFANTASTICSの活動が軌道に乗ってから関わった人物ではありません。
7人のパフォーマーだけで全国を回った最初の武者修行に参加し、グループのダンスや雰囲気を作った結成メンバーです。
現在の8人にとって、中尾さんは思い出の中だけにいる人物ではなく、同じ目標へ向かって活動を始めた仲間でした。
中尾さんが亡くなった後、メンバーは活動を終えるのではなく、その夢も背負って前へ進むことを選びました。
佐藤大樹さんは当時のメッセージで「9人で初めてFANTASTICS」という考えを示しています。
これは中尾さんを単に「元メンバー」として過去に置くのではなく、8人が活動を続ける中に存在を残すという意思表示だったと考えられます。
中尾さんへの思いは、言葉だけでなくグループの作品にも表れています。
2020年のメンバーインタビューでは、中島颯太さんが『FANTASTIC 9』に中尾さんを含む9人の思いを込めたことを説明しています。
また、中尾さんは生前、ひまわりを思わせる公式キャラクター「ファン太郎」をデザインしました。中尾さん本人の2018年のブログにも、自身がデザインしたことが記されています。
2026年には、中尾さんの誕生日である4月23日に『SUNFLOWER』が配信され、同名のアリーナツアーも開催されています。
ここからは、公式資料を踏まえた当サイトの整理です。
通常、グループの人数は現在活動している人の数で表します。その意味では、現在のFANTASTICSは8人です。
しかし、FANTASTICSが使う「9人」には、単純な人数とは別の意味があります。
それは、中尾さんが作ったグループの原点を消さず、実現できなかった9人の夢を8人の活動によって未来へつなぐという約束です。
「9人目」という表現だけを見ると、中尾さんが最後に加入したようにも受け取れます。しかし実際には、中尾さんこそ初期からFANTASTICSを作ってきた人物でした。
そのため、より正確には「現在の8人が、結成メンバーの中尾さんを今も仲間として数え続けている」と理解するのがよいでしょう。
日本テレビの公式タイムテーブルによると、中尾翔太さんの特集は2026年8月30日午後3時10分ごろから放送予定です。
企画名は「FANTASTICS 9人目のメンバー 中尾翔太 余命3週間 家族とメンバーが選んだ道とは?」です。
番組では、ステージ4のスキルス性胃がんと闘った中尾さんを支えた家族やメンバーの思いが、初公開映像やインタビューとともに紹介されます。
これはFANTASTICSが新たに9人体制になるという発表ではありません。現在の8人が、なぜ中尾さんを今も「9人目」と考えているのかを伝える特集です。
生放送の進行により、開始時刻が前後する可能性があります。
FANTASTICSが9人といわれる理由をまとめます。
FANTASTICSの「9人」は、現在の活動人数を示すだけの数字ではありません。
結成時から一緒に夢を追った中尾翔太さんを忘れず、その夢を8人でかなえ続けるという、グループの原点を表す数字です。