マンガ大賞2022受賞の「ダーウィン事変」は面白すぎますし、深いテーマを扱っていて、すごく考えさせられます。
「ダーウィン事変」第1巻、第2巻、第3巻のあらすじ(ネタバレ少し)でwiki風にご紹介したいと思います。
ゲノム編集技術により半分ヒトで半分チンパンジーのハイブリッドである「ヒューマンジー」チャーリーの物語、どうぞ!
目次
「ダーウィン事変」第1巻のあらすじ(ネタバレ少し)
【あらすじ(少しネタバレ)】
舞台は、アメリカ・カリフォルニア州の生物科学研究所。
テロ組織「動物解放同盟(ALA)」が生物科学研究所を襲撃。
「動物解放同盟(ALA)」とは、[ Animal Liberation Alliance ]のことで、研究材料にされている動物たちを解放する。彼らは動物愛護のために子供も含め人間を無差別に攻撃する極過激テロ組織。
「動物解放同盟(ALA)」は、研究所で実験中で妊娠しているメスのチンパンジーを保護する。
アメリカ・ミズーリ州の霊長類研究所。
彼女から生まれたのは、ゲノム編集技術により半分ヒトで半分チンパンジーのハイブリッドである「ヒューマンジー」チャーリーだった。
アメリカ・ミズーリ州のある家庭。
チャーリーは、チンパンジー研究者の両親のもとで15年育てられ、高校に入学する。
チャーリーはなんと高度な知性を有し、人間の言葉を話すことができるのであった。
そこでチャーリーは、頭脳明晰だが「陰キャ」と揶揄されるルーシーと出会う。
チャーリーは肉を食べないヴィーガンであるため、「動物解放同盟(ALA)」の仲間ではないかと周囲からは誤解され始める。
人間である両親は平和な学園生活を送ってくれることを願っていたが、チャーリーは「動物開放」を掲げるテロ集団・ALAに目を付けられてしまう。
彼らにとってチャーリーは、チンパンジーでもない、人間でもない重要な存在になりうると確信するのであった。
チャーリーを拉致するため、ALAはチャーリーの住む一家を襲撃するが、超人的(超猿的)な身体能力をもつチャーリーにより難を逃れる。
チャーリーによって撤退を余儀なくされたALAはモーテルに潜伏。しかし、その潜伏先に現れたのは、チャーリーであった・・・
「テロ」「炎上」「差別」……ヒトが抱える問題に、「ヒト以外」のチャーリーが、ルーシーとともに向き合うヒューマン&ノン・ヒューマンドラマ。
「ダーウィン事変」第2巻のあらすじ(ネタバレ少し)
第6話 GAP IN THE LAW
第7話 権利のための闘争?
第8話 兆し
第9話 直接行動
第10話 レッド・ピル
第11話 Trickster
【あらすじ(少しネタバレ)】
半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」チャーリーは高校に入学したばかりであったが、「動物解放同盟(ALA)」から目をつけられ、事件に巻き込まれ、警察署に拘留させられる。
チャ-リーは人でないため人権もないためモノ扱い、両親にもルーシーにも面会ができない。
チャ-リーには通常のアメリカ市民が有する市民権が無い。人間である両親の目標は、国(アメリカ)を相手取って訴訟を起こし、チャーリーにアメリカ市民権を与えることであった。
肉食者・動物搾取者を憎む「動物解放同盟(ALA)」は、チャーリーを使って、彼らの目的である動物開放を達成しようと計画する。
ALAはチャーリーを仲間に引き入れようと画策し、周囲の人間からチャーリーが孤立するように動き始める。
一方、チャーリーと仲良くなった同級生のルーシーは、チャーリーを学園生活になじませようと奮闘する。
その一方でALAは、学園の高校生ゲイルが動物愛護者であることに注目し、ゲイルを洗脳する。
そして・・・学園を揺るがす「最凶最悪の事件」が起こる・・・
「テロ」「炎上」「人種差別」「憎しみ」「ヘイト」「分断」……ヒトが抱える難題に、「ヒト以外」のチャーリーが、ルーシーとともに向き合うヒューマン&ノン・ヒューマンドラマ。
「ダーウィン事変」第3巻のあらすじ(ネタバレ少し)
第12話 訪問者
第13話 スケープゴート
第14話 is-ought
第15話 青髭の城にて(1)
第16話 青髭の城にて(2)
第17話 青髭の城にて(3)
【あらすじ(少しネタバレ)】
半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」チャーリーは高校に入学したが、その出生のため周囲と軋轢を生んでいた。
両親(人間の養父母)は平和な学園生活を送ってくれることを願っていたが、チャーリーは「動物開放」を掲げるテロ集団・ALAに目を付けられてしまう。彼らの目的はチャーリーを動物たちのリーダーとすることだった。
なぜALAはチャーリーにそんなにまで執着するのか?単にリーダーにして祭り上げるだけではない何かの理由が!
チャーリーと仲良くなった同級生のルーシーは、チャーリーを学園生活になじませようと奮闘する。
しかし、ALAはチャーリーを仲間に引き入れようと画策し、周囲の人間からチャーリーが孤立させるため、学園を揺るがす「最凶の事件」を起こす。
その結果、警察、FBI、周辺住民などから、一層注目を集めてしまうチャーリーに、ALAが次の一手を打つ・・・ルーシーはALAに誘拐拉致される。
そのルーシーにも知られざる秘密が隠されてあった。
チャーリーはルーシーの救出に向かう、そして、チャーリーに悲劇が訪れる。
帰る場所を失い、国民、警察、FBIから追われるチャーリーはどこへ向かおうとするのか・・・
重いテーマを扱っていながら、スリリングな展開であっという間の第1巻から第3巻でした。
アメリカが舞台であるのか、英文を日本語に翻訳したようなセリフは、レトリックに富んだ含蓄のある意味を持ち、登場人物が放つセリフの一つ一つがとても重く心と頭にのしかかります。
今後の展開に目が離せません。
マンガ大賞2022、当然の受賞ですね。
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第1話 HIBRIDIZATION
第2話 観察者
第3話 万華鏡の目
第4話 ヘテローシス
第5話 ONE