夏の甲子園2026は8月20日に準決勝が行われ、智弁和歌山が横浜を7対1で破りました。
横浜の先発は、今大会で注目を集めてきた織田翔希さんです。しかし、智弁和歌山は3回に4連打を浴びせ、織田さんをこの回途中で降板させました。
結論から言えば、攻略の理由は174キロの高速マシンだけではありません。 事前の高速球対策に加え、2番から5番まで打線が切れずにつながったこと、楠本龍生さんが152キロの直球を仕留めたこと、先制されても打撃を変えなかったことが重なった結果と考えられます。
大会公式の試合結果によると、試合は午前8時2分に始まり、10時9分に終了しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試合結果 | 智弁和歌山7-1横浜 |
| 横浜の得点 | 1回に1点 |
| 智弁和歌山の得点 | 3回に4点、7回に3点 |
| 試合終了 | 10時9分 |
| 観客数 | 3万7000人 |
横浜が1回に先制しましたが、智弁和歌山は3回に逆転。7回にも3点を追加し、5年ぶりの決勝進出を決めました。
この試合を「織田さんが打たれた試合」だけで終わらせると、全体像を見誤ります。智弁和歌山は織田さんの降板後にも追加点を挙げ、守っても横浜打線を2回以降無得点に抑えているためです。
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智弁和歌山の攻撃で重要だったのは、3回に安打が一本の線としてつながったことです。
横浜が1対0でリードしていた3回、2番の荒井優聖さん、3番の井本陽太さんが連続安打。続く山田凜虎さんが左翼線へ同点の適時二塁打を放ちました。
さらに無死二、三塁で楠本龍生さんが打席に入ります。日刊スポーツの試合報道によると、楠本さんは2ボールからの3球目、152キロの直球を右翼スタンドへ運びました。これが勝ち越しの3ランとなり、智弁和歌山は一気に4対1と逆転しました。
注目すべきなのは、本塁打の前にすでに3人が安打を放っていた点です。楠本さん一人の長打というより、上位打線と中軸が連続して出塁し、織田さんに息をつかせなかった攻撃でした。
智弁和歌山は試合前日、球速を174キロに設定した高速打撃マシンで練習していたとスポーツ報知が報じています。織田さんの速球を想定した準備です。
高速マシンには、次のような効果が考えられます。
ただし、マシンの174キロと実戦の投球は同じではありません。投手のリリース位置、回転、球の軌道、コース、変化球との組み合わせまでは再現できないためです。
したがって、「174キロを打ったから152キロが簡単に見えた」と断定するのは早計です。高速マシンは攻略を保証した道具ではなく、打者が速球に対応するための準備環境を整えた一要素と見るのが適切でしょう。
織田さんは8月18日の準々決勝から中1日で準決勝に先発しました。そのため、疲労の影響を気にする声が出るのは自然です。
一方、3回に楠本さんへ投じた直球は152キロを記録しています。少なくとも、球速の数字だけを見て「疲労で投げられなかった」とは判断できません。
確認できる事実は、中1日の登板だったこと、3回に4連打で4点を失ったこと、そして途中降板したことです。疲労によって制球や球の質に変化があった可能性はありますが、公開情報だけで敗因と断定することはできません。
智弁和歌山側の準備と打撃を評価せず、横浜側の疲労だけで結果を説明するのも公平ではないでしょう。
智弁和歌山が戦う決勝は、8月22日午前10時開始予定です。
8月20日11時11分時点では、第2試合の天理―健大高崎戦が進行中のため、対戦相手はまだ決まっていません。第2試合終了後、決勝カードを追記します。
智弁和歌山が織田翔希さんを攻略できた最大のポイントは、3回に2番から5番まで4連打が続いたことです。
高速マシンによる準備と、打席での連続した実行力。その両方がかみ合ったことが、智弁和歌山の5年ぶりとなる決勝進出につながったと考えられます。