横浜高校の織田翔希(おだ・しょうき)選手が、2026年8月18日の夏の甲子園準々決勝で花巻東を完封し、春夏通算9勝目を挙げました。
結論からいうと、次の1勝で春夏通算10勝、あと2勝で松坂大輔さんが持つ横浜高校投手最多の11勝に並びます。ただし、横浜が勝てば自動的に織田さんの勝利数も増えるわけではありません。
甲子園通算9勝の内訳や記録の価値、松坂さんとの違い、準決勝以降に記録を更新する条件を整理します。
織田翔希の甲子園通算9勝はどれほどすごい?
織田翔希選手は横浜を6―0の勝利と18年ぶりの夏4強へ導き、甲子園通算9勝目を記録 中日スポーツの大会記録メモ

織田翔希(おだ・しょうき)選手は8月18日の準々決勝で9回を投げ、7安打、10奪三振、無失点。横浜を6―0の勝利と18年ぶりの夏4強へ導き、甲子園通算9勝目を記録しました。
中日スポーツの大会記録メモでは、次の1勝で史上14人目の春夏通算2桁勝利に到達すると整理されています。
| 到達する数字 | 条件 | 記録上の意味 |
|---|---|---|
| 9勝 | 8月18日現在 | 横浜高校の投手で歴代2位 |
| 10勝 | 準決勝などで勝利投手になる | 同紙の集計で史上14人目の2桁勝利 |
| 11勝 | 残り2試合で2勝を挙げる | 松坂大輔さんの横浜高校記録に並ぶ |
歴代記録は、旧制中学時代を含めるかなど集計範囲によって表現が変わることがあります。本記事の「史上14人目」は、中日スポーツが8月18日に示した集計に従っています。
9勝の内訳は2025年6勝、2026年3勝
横浜高校【 2回表 157キロ!織田翔希投手のピッチング 慶應クリーンナップ 】横浜 – 慶應義塾|準決勝 神奈川大会 横浜スタジアム 2026.7.24 全国高校野球選手権大会
織田選手の甲子園成績を大会別に整理すると、通算9勝の内訳は次のようになります。
| 大会 | 個人勝利数 | 主な結果 |
| 2025年春のセンバツ | 3勝 | 横浜が優勝 |
| 2025年夏の甲子園 | 3勝 | 敦賀気比、綾羽、津田学園戦で勝利 |
| 2026年春のセンバツ | 0勝 | 神村学園戦で敗戦 |
| 2026年夏の甲子園 | 3勝 | 8月18日の準々決勝終了時点 |
| 合計 | 9勝 | 春夏通算 |
2026年夏は横浜が4試合すべてに勝っていますが、織田さんの個人勝利は3勝です。
霞ケ浦戦では4回を無安打、7奪三振、無失点に抑えましたが、勝利投手の記録は付きませんでした。チームの勝利数と投手個人の勝利数は別に数えるためです。
2026年夏は球速だけでなく投球内容も抜群
織田選手甲子園成績まとめサイト 織田選手の甲子園成績

織田選手は2026年夏の甲子園で、4試合に登板して24回3分の2を投げ、被安打14、奪三振33、自責点2、防御率0.73を記録しています。バーチャル高校野球の投手成績でも、奪三振率12.04、被打率.175という数字が確認できます。
準々決勝では123球を投げ切り、終盤まで150キロ台の直球を維持しました。156キロという球速が注目されますが、9回を無失点で投げ切った持久力や、変化球を交えながら10三振を奪った投球内容も重要です。
甲子園通算9勝は、速い球を投げた試合が一度あったという記録ではありません。複数の大会で先発と救援の両方を任され、勝利を積み上げてきた結果です。
松坂大輔の11勝と同じ数字でも達成過程は違う
織田選手の記録を伝える日刊スポーツの甲子園データ

日刊スポーツの甲子園データによると、横浜高校投手の最多勝利は松坂大輔さんの11勝です。織田さんは8勝に到達した時点で愛甲猛さんを抜き、現在は単独2位となっています。
| 比較項目 | 織田翔希さん | 松坂大輔さん |
| 甲子園通算勝利 | 9勝 | 11勝 |
| 勝利を記録した大会 | 2025年春・夏、2026年夏 | 1998年春・夏 |
| 主な特徴 | 複数年・複数大会で積み上げ | 1年間で春夏連覇、11戦全勝 |
| 今後 | 最多記録まであと2勝 | 横浜高校記録を保持 |
織田さんが11勝に到達すれば、横浜高校の個人勝利数では松坂さんと並びます。
一方、松坂さんは1998年の1年間で春夏連覇を達成し、甲子園11戦全勝でした。織田選手は複数年にわたって勝利を積み上げているため、同じ11勝でも達成までの過程は異なります。
数字だけで「松坂さんを超えた」と表現するのではなく、勝利数で並ぶことと、春夏連覇を含む実績全体を分けて考える必要があります。
10勝・11勝へ更新する条件
日本高等学校野球連盟の大会日程によると、横浜は8月20日午前8時から準決勝で智辯和歌山と対戦します。
この試合で織田さんが勝利投手になれば、春夏通算10勝です。横浜が決勝へ進み、8月22日の決勝でも織田さんに勝利が付けば、通算11勝で松坂さんの学校記録に並びます。
ただし、横浜が勝っても別の投手に勝利が付いた場合、織田さんの数字は増えません。登板方法、試合の途中経過、勝ち越した時点で投げていた投手などによって勝利投手が決まります。
まとめ
織田翔希選手は、2026年8月18日の花巻東戦で完封し、甲子園春夏通算9勝に到達しました。
- 次の1勝で春夏通算10勝
- 中日スポーツの集計では2桁勝利なら史上14人目
- 松坂大輔さんの横浜高校記録11勝まであと2勝
- チームが勝っても、織田さんに個人勝利が付くとは限らない
- 準決勝は8月20日午前8時、智辯和歌山戦
156キロの球速だけでなく、複数大会で勝ち続けてきた点が織田さんの大きな強みです。準決勝以降は、横浜の勝敗とともに「誰が勝利投手になったか」も確認する必要があります。










