近代五種の才藤歩夢(さいとう・あゆむ)選手は、競技だけでなく「KUNOICHI」や「SASUKEワールドカップ」、モデル活動でも注目を集めるアスリートです。
2026年9月16日には、愛知・名古屋アジア大会の女子フェンシング・シーディングラウンドで25勝7敗の1位。翌17日の準決勝へ、最高のスタートを切りました。
父も近代五種のオリンピアンという才藤選手は、どんな経歴の持ち主なのでしょうか。プロフィールから新競技「オブスタクル」への挑戦まで、確認できた事実を中心に紹介します。
才藤歩夢は何者?プロフィールを紹介
| 名前 | 才藤歩夢(さいとう・あゆむ) |
|---|---|
| 生年月日 | 1996年9月14日(30歳) |
| 出身地 | 東京都 |
| 身長 | 168cm |
| 所属 | マイナビ |
| 出身校 | 埼玉栄高校、早稲田大学スポーツ科学部 |
| 競技 | 近代五種、フェンシング(エペ) |
才藤歩夢選手は2019年と2023年の全日本選手権で優勝。フェンシング選手としても国内大会に出場してきた、二つの競技歴を持つ選手です。
2025年に安城市で行われた近代五種アジア選手権では、女子個人9位、混合リレー銀メダル、女子団体銅メダルでした。一部の紹介記事には女子個人3位との記載もありますが、本記事では日本近代五種協会と開催地・安城市の公式記録を採用しています。
父・才藤浩さんもソウル五輪の近代五種選手
父の才藤浩(さいとう・ひろし)さんも近代五種の元日本代表です。日本オリンピック委員会(JOC)の記録では、1988年ソウル五輪の男子個人30位。2012年ロンドン五輪では、日本代表の監督も務めました。
「父も五輪選手」というのは事実で、親子ともに近代五種の日本代表経験者です。一方、才藤歩夢選手は父の実績を受け継ぐだけでなく、フェンシングやオブスタクル、発信活動を組み合わせた独自の道を切り開いています。
小学4年ごろから近代三種、埼玉栄・早稲田で競技を継続
才藤歩夢選手が競技を始めたのは小学4年生ごろ。父の勧めを受け、水泳とレーザーランで争う近代三種に取り組みました。中学では陸上、高校ではフェンシングを経験し、埼玉栄高校から早稲田大学スポーツ科学部へ進学しています。
近代五種は異なる能力を短時間で切り替える競技です。子どものころから水泳とランニング・射撃に親しみ、高校以降にフェンシングを磨いた歩みは、現在の総合力につながっています。
近代五種は何をする?馬術からオブスタクルへ
現在の近代五種は、次の五つの能力を競います。競技ブロックは四つですが、レーザーランに射撃とランニングが含まれるため「五種」です。
- フェンシング
- オブスタクル(障害物レース)
- 水泳
- 射撃
- ランニング
従来の馬術はオブスタクルへ変更され、ロサンゼルス2028五輪では新種目として実施されます。今回の愛知・名古屋アジア大会も新方式です。見慣れない人には、フェンシングと水泳に「ニンジャ系」の障害物競走、射撃とランを加えた競技と考えると分かりやすいでしょう。
KUNOICHI・SASUKE経験はオブスタクルにどう生きる?
才藤歩夢選手は「KUNOICHI 2025秋」で3rdステージへ進出し、2026年の「SASUKEワールドカップ」にはJAPAN Blueの一員として出場しました。近代五種選手がテレビ番組に顔を出したというだけではなく、オブスタクル導入後の競技力向上も意識した挑戦です。
ここからは分析ですが、握力、ぶら下がる動作、体幹、着地、障害から障害への切り替えは、オブスタクルにも生かせる可能性があります。ただし、番組と公式競技ではコースやルールが同一ではありません。出演歴だけでアジア大会の成績を予測できるわけではない点には注意が必要です。
モデル活動は競技を知ってもらうためのもう一つの武器
▼才藤歩夢選手はファッション誌やブランド広告などでモデルとしても活動:本人インスタ画像

才藤歩夢選手は、ファッション誌やブランド広告などでモデルとしても活動しています。近代五種は競技の仕組みが複雑で、国内での認知度はまだ高いとはいえません。本人は競技以外の露出も、近代五種を知ってもらう入口として活用してきました。
競技、SASUKE系番組、モデルという三つの顔は、ばらばらの活動ではありません。新種目オブスタクルへの適応と、競技の魅力を広く伝える発信が重なっているところに、才藤歩夢選手らしさがあります。
アジア大会2026の最新結果と今後の日程
日本近代五種協会の大会ページによると、近代五種は2026年9月16日から20日まで、愛知県安城市で行われます。日本女子代表は才藤歩夢、内田美咲、鈴木友里、矢野優穂の4選手です。
才藤選手は16日のフェンシング・シーディングラウンドで25勝7敗の1位となり、パリ2024五輪銅メダリストのソン・スンミン選手にも勝利しました。TBS NEWS DIGの速報では、17日の準決勝でフェンシングの直接対決、オブスタクル、水泳、レーザーランに臨むと報じられています。
大会は進行中です。この記事の順位は9月16日14時55分時点のもので、準決勝以降の結果は確定後に追記します。
まとめ
- 才藤歩夢選手は、マイナビ所属の近代五種・フェンシング選手
- 父・才藤浩さんは1988年ソウル五輪の近代五種日本代表
- 小学4年ごろに近代三種を始め、埼玉栄高校、早稲田大学で競技を継続
- KUNOICHIの3rdステージ、SASUKEワールドカップ日本代表を経験
- モデル活動を、近代五種を広めるための発信にも生かしている
- アジア大会2026はフェンシングのシーディングラウンド1位で準決勝へ進出
「父も五輪選手」という競技一家の背景に加え、馬術からオブスタクルへの大きな変更にも自分の経験を結びつけている才藤選手。アジア大会でどこまで順位を伸ばすのか、17日以降の戦いに注目です。







