2026年の夏の甲子園を見ようとして、「朝から試合をしていない」「8月6日はなぜ2試合だけなのか」と戸惑った方もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、主な理由は暑さ対策と選手の負担軽減です。8月6日は前日の夕方に開会式へ参加した選手の疲労を考慮し、午後4時から2試合だけを行います。8月7日から12日までは、朝に1試合、午後に3試合を組む新しい2部制となり、観客もいったん入れ替わります。
ただし、夕方や午後から始まる日がすべて「2部制」ではありません。日程、チケット、継続試合のルールを分けて整理します。
夏の甲子園2026はなぜ夕方開始なのか

第108回全国高等学校野球選手権大会は、2026年8月5日に開幕しました。日本高校野球連盟の発表によると、夕方開幕を続ける理由は、暑さ対策に加え、開会式までの待ち時間などによる選手の負担を減らすためです。
2025年の第107回大会で大会史上初めて夕方に開会式を行い、2026年も同じ方式を継続しました。第1日は午後4時から開会式を行い、その後に1試合。第2日の8月6日は、前日に開会式へ出席した選手の疲労を考慮し、午後4時から2試合を行います。
つまり、8月6日が2試合だけなのは、単に組み合わせ上の都合ではありません。開会式翌日の負担を抑えながら、暑い時間帯を避けるための大会運営です。
8月6日の試合予定
| 開始予定 | 対戦カード |
|---|---|
| 16:00 | 東筑(福岡)-神村学園(鹿児島) |
| 18:30 | 聖隷クリストファー(静岡)-佐野日大(栃木) |
8月6日は朝・午後に分ける観客入れ替えの対象日ではありません。同日の入場券で当日の2試合を観戦できます。ただし、一度退場すると再入場はできないため注意が必要です。
大会全体の組み合わせは、当サイトの2026年夏の甲子園の組み合わせと対戦日程でも確認できます。
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夏の甲子園2026の2部制はどう変わった?

観客入れ替えを伴う2部制が行われるのは、8月7日から12日までの6日間です。2025年は午前2試合・夕方2試合でしたが、2026年は朝1試合・午後3試合へ変更されました。
| 日程 | 朝の部 | 午後の部 | 観客入れ替え |
|---|---|---|---|
| 8月5日 | なし | 16:00開会式、終了後に1試合 | なし |
| 8月6日 | なし | 16:00、18:30の2試合 | なし |
| 8月7~12日 | 8:00から1試合 | 13:30、16:00、18:30の3試合 | あり |
| 8月13~14日 | なし | 13:30、16:00、18:30の3試合 | なし |
| 8月15日以降 | 大会日程により異なる | 大会日程により異なる | なし |
日本高野連の公式日程では、8月5、6日と13、14日も2部制の夕方または午後と同様の時間帯で開催すると説明しています。ただし、朝と午後の二つに分けて観客を入れ替える正式な2部制は、8月7~12日だけです。
朝の部が終わると全員がいったん退場
8月7~12日は、朝の部が終わると観客全員が退場します。午後の部の入場券を持っていても、そのまま球場内に残ることはできません。
その日の全4試合を現地で見る場合は、朝の部と午後の部の入場券が1枚ずつ、合計2枚必要です。朝の部は料金カテゴリーB、午後の部はカテゴリーAとなり、料金設定も異なります。
午後の部を見る人には、朝の部の退場者と重なって球場周辺が混雑するのを避けるため、早すぎる来場を控えるよう案内されています。
なぜ「朝1試合・午後3試合」になったのか

2026年に午前2試合から朝1試合へ変えた背景には、熱中症リスクと継続試合の公平性があります。
日刊スポーツの報道によると、過去3年間の4試合開催日では、足がつるなど熱中症が疑われる症状は第2試合で最も多く、42件でした。午前8時に始まる第1試合の後半から気温が上がり、そのまま第2試合へ入る時間帯を避ける狙いがあります。
もう一つは、試合が長引いた場合の扱いです。2025年の午前2試合方式では、第1試合が長引くと第2試合が継続試合になりやすく、不公平感が生じる課題がありました。朝の部を1試合だけにすれば、同じ部の中で第2試合だけが翌日へ回る事態を避けやすくなります。
継続試合と最終試合のルール
2026年大会では、2部制の日程に合わせて次の運用が示されています。
- 8月7~12日の朝の部は、午前11時時点で終了しないと判断された場合、原則として継続試合となります。
- 第2日以降は、最終試合の一つ前の試合が午後7時30分時点で終わっていない場合、原則として最終試合を行わず、翌日以降へ順延します。
- 雨天中止などで日程がずれても、8月13日以降は朝・午後の入れ替え制にはせず、一日券で当日の全試合を観戦する運用です。
当日の天候や試合時間によって変更される可能性があるため、観戦前には公式日程を確認するのが確実です。
2部制だけで暑さの問題がなくなるわけではない
2部制は重要な暑さ対策ですが、午後1時30分開始の試合もあり、真夏の日中の暑さを完全に避けられる制度ではありません。
そのため大会では、5回終了後に8分間のクーリングタイムを設け、冷房の効いた場所での体温測定、着替え、手のひらや首の冷却、アイススラリーや経口補水液の摂取を行います。球場内では暑さ指数(WBGT)も測定し、医師や看護師、理学療法士が選手の体調を支えます。
日程変更だけで解決しようとせず、複数の対策を組み合わせている点が2026年大会の特徴です。一方で、午後の試合の安全性や終了時刻への影響については、大会後の検証も必要になります。
まとめ
夏の甲子園2026が夕方開始となった主な理由は、暑さ対策と選手の負担軽減です。8月6日は、前日の開会式に参加した選手の疲労も考慮し、午後4時から2試合だけが行われます。
観客入れ替えを伴う2部制は8月7~12日の6日間で、朝8時から1試合、午後1時30分から3試合です。全4試合を見るには朝・午後それぞれの入場券が必要で、朝の部終了後はいったん退場しなければなりません。
例年と日程が大きく違うため、試合開始時刻とチケットの「部」を確認してから観戦することが大切です。
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