※『VIVANT』第16話までのネタバレを含みます。
『VIVANT』第14話で、野崎守(阿部寛さん)が訪れた「ゴルバド共和国」。シンシーの拠点があるルモー地区も登場し、「本当に存在する国なの?」と気になった方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、ゴルバド共和国とルモー地区は『VIVANT』のために作られた架空の場所です。
作中ではアゼルバイジャンの隣国として描かれていますが、実際の撮影はアゼルバイジャンなどで行われています。「物語上の場所」と「現実のロケ地」は分けて考える必要があります。
ゴルバド共和国は実在する?先に結論
ゴルバド共和国は実在する国ではありません。第14話の劇中だけに登場する架空国家です。
それぞれの設定を整理すると、次のようになります。
| 名称 | 『VIVANT』での設定 | 現実 |
|---|---|---|
| ゴルバド共和国 | アゼルバイジャンに隣接する国 | 実在しない |
| ルモー地区 | ゴルバド国内にある地域 | 実在しない |
| ルモー・テクノマテリアル | シンシーの拠点を隠す施設 | 架空の施設 |
| アゼルバイジャン | ゴルバドの隣国・映像の舞台 | 実在する国、実際の撮影国 |
つまり、アゼルバイジャンをゴルバド共和国という名前に変えたわけではありません。
実在するアゼルバイジャンの周辺に、架空の国を追加した世界設定と考えるのが分かりやすいでしょう。
ゴルバド共和国は地図上のどこ?

第14話の作中地図では、ゴルバド共和国はアゼルバイジャンの東から南東側、カスピ海に面する位置に描かれていました。
しかし、外務省が掲載しているアゼルバイジャンの地図を見ると、首都バクーの東側に広がっているのはカスピ海です。現実の地図にゴルバド共和国という国土はありません。
したがって、「アゼルバイジャンの実在する隣国の別名」ではなく、現実ならカスピ海に当たる付近へ架空の国を配置したとみられます。
作中では中国との関係が深い国

第14話では、ゴルバド共和国が中国からインフラ整備のための融資を受け、中国と強い関係を持つ国として説明されました。
この設定によって、中国版の別班ともいえるシンシーが、大規模な秘密拠点を置ける理由が示されています。
ルモー地区にはシンシーの拠点がある
ルモーはゴルバド共和国内の地区名です。
この場所には「ルモー・テクノマテリアル」と呼ばれる施設があり、その背後にシンシーの地下拠点が隠されています。
第14話で明らかになったシンシーは、表向きには多国籍の民間情報機関ですが、実態は中国の秘密諜報組織に近い存在です。責任者は、元中国公安部第6局長の樊林杏(ハン・リンシン/宮下今日子)でした。
第16話では野崎の潜入捜査の背景がさらに明かされ、黒須ら別班員5人を救出する作戦も具体的に動き始めました。さらに野崎が暗号化して日本へ送った情報から「シャキ城」が重要地点として浮上しています。ただし、野崎の潜入任務の全貌や別班奪還作戦の結末は、まだ明らかになっていません。
実際のロケ地はアゼルバイジャン
▼Wikipediaなど現地語の発音に最も近いカタカナ表記として「シャキ」(英語圏では「Sheki」シェキ)

TBSの第14話番組情報では、第2シーズンがアゼルバイジャンやタイ、日本各地で約1年にわたって撮影されたと説明されています。
ゴルバド共和国として登場した古い街並みは、アゼルバイジャンのシェキ周辺で撮影されたと特定されています。シェキは石造りの建物や隊商宿が残る歴史的な都市です。
国内では、岐阜県岐阜市にある岐阜県庁、岐阜県多治見市のセラミックパークMINOなども撮影に協力しています。
▼野崎守(阿部寛)がイスラエルのエルサレムで“謎の女”(ハン・リンシン)と密会・会食するシーン:ロケ地は岐阜県岐阜市にある岐阜県庁の20階展望ロビー

ただし、現時点でTBSがすべての場面について細かな施設名まで発表しているわけではありません。
そのため、情報の確度は次のように分けておくと安全です。
- アゼルバイジャンで大規模ロケが行われた:公式確認済み
- ゴルバドの街並みにシェキが使われた:映像照合やロケ地情報で確認
- 個々の建物や工場の正確な名称:一部は推定段階
なぜ架空のゴルバド共和国を作ったのか
ここからは考察です。
架空国家を舞台にすることで、制作側は政治体制、周辺国との関係、秘密組織の活動範囲を物語に合わせて自由に設定できます。
実在国の政府や治安機関と、劇中の悪事を直接結びつけずに済む利点もあります。
第1シーズンでも、モンゴルなどで撮影しながら、物語の中心には架空国家のバルカ共和国が置かれていました。ゴルバド共和国も、バルカと同じように第2シーズンを支える重要な架空国家になる可能性があります。
特に注目したいのは次の点です。
・ゴルバド政府はシンシーの活動を把握しているのか
・野崎がルモー拠点へ入った本当の目的
・シャキ城をめぐる別班員5人の救出作戦がどう決着するのか
・中国とゴルバドの関係が事件にどう影響するのか
今後、作中地図や政府関係者が再登場すれば、ゴルバド共和国の設定はさらに明らかになりそうです。
まとめ
ゴルバド共和国について整理すると、以下のとおりです。
- ゴルバド共和国は『VIVANT』に登場する架空国家
- 作中ではアゼルバイジャンの東側、カスピ海周辺に配置されている
- ルモー地区とルモー・テクノマテリアルも架空
- ルモーにはシンシーの秘密拠点が置かれている
- 実際の映像はアゼルバイジャンのシェキや日本国内などで撮影された
- 第16話では「シャキ城」が別班員救出をめぐる重要地点として浮上した
「架空の国」「作中地図上の場所」「現実のロケ地」を分けると、ゴルバド共和国の設定が理解しやすくなります。
今後の放送では、ゴルバド共和国が一時的な舞台ではなく、第2シーズン全体の重要拠点になるのかにも注目です。
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第16話では、野崎が暗号化して日本へ送った情報から「SHAKI CASTLE(シャキ城)」が浮上し、黒須ら別班員5人の救出作戦が具体的に動き始めました。これまで不明だった別班員の所在をめぐる状況は大きく前進しています。
ただし、ゴルバド共和国が架空国家で、実際の撮影がアゼルバイジャンで行われているという本記事の中心的な結論に変更はありません。第17話では野崎の暗号がシンシー側にも解読されることがTBS公式で予告されており、救出作戦の行方はまだ確定していません。