2026年8月11日、北海道芸術花火実行委員会は、浅田真央さんが初めてプロデュースに携わる特別花火作品を発表しました。披露されるのは9月5日の「北海道芸術花火2026」。曲はラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章で、約4分の作品です。
なぜこの曲なのか。発表内容から読み取れる答えは、浅田真央さんが2013~2014年シーズンのフリープログラムで滑った、競技生活の大きな節目と結びつく音楽だからです。
ただし今回の花火は、ソチ五輪の演技をそのまま再現する企画ではありません。演技に込めた感情や曲の展開を、色・形・高さ・間隔・広がりへ置き換えて夜空に再構築する作品です。
北海道芸術花火2026・浅田真央さん特別作品の概要
北海道芸術花火2026|9月5日|札幌市モエレ沼公園で開催!
| 項目 | 発表内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年9月5日(土) |
| 開場/花火 | 16時開場/19時30分~20時30分 |
| 会場 | モエレ沼公園(札幌市東区) |
| 特別作品 | 約4分 |
| 使用曲 | ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章 |
| 共同制作 | 浅田真央さん、花火コレオグラファーの大矢亮さん |
| 当日の予定 | 浅田真央さんが来場し、制作への思いを語る予定 |
大会全体は音楽と花火を同期させる「芸術花火」で、主催者発表では約2万人の来場を見込んでいます。会場となるモエレ沼公園は、彫刻家イサム・ノグチさんの設計思想を生かした公園です。地形を含む景観も演出の一部になります。
なぜラフマニノフなのか
Mao Asada skates to Sergei Rachmaninoff in Sochi 2014 | Music Monday
主催者発表によると、今回使用される曲は浅田真央さんが2013~2014年シーズンのフリーで使用したものです。ソチ五輪では、この曲で滑ったフリーが142.71点で3位。ショートプログラムとの合計は198.22点で6位でした。
このためラフマニノフは、単なる過去の使用曲ではなく、浅田真央さんが最後まで演技を立て直して滑り切った記憶と強く結びつく一曲です。今回の公式発表も、五輪シーズンのフリー曲だったことを作品の出発点として明記しています。
一方、「本人がこの曲を選んだ唯一の理由」までは公表されていません。ここから先は筆者の見立てですが、静かな緊張から力強い高揚へ向かう曲の構成は、花火の大きさや密度を段階的に変える演出とも相性がよいと考えられます。
約4分の演技は花火でどう表現される?
共同制作者の大矢亮さんは、音楽の流れに合わせて花火を組み立てる花火コレオグラファーです。公式発表によると、芸術花火は1秒を30分の1単位まで区切って音楽と花火を合わせます。
今回の作品では、ラフマニノフの力強さや静と動の対比を、花火の色、形、高さ、打ち上げの間隔、空間の広がりで表現。浅田真央さんのジャンプやクライマックスのステップに相当する場面も、花火の振り付けへ翻訳されます。
つまり見どころは「演技映像の再現」ではなく、「スケートの運動と感情を夜空の動きに変換すること」です。約4分という長さも、元のプログラムを思い出しながら一つの物語として見届けやすい尺といえます。
当日の注目点と注意事項

最も注目したいのは、浅田真央さん本人が会場を訪れ、制作への思いを語る予定であることです。競技者として演じた曲を、今度はプロデューサーとして別の表現へ渡す。その変化まで含めて、今回ならではの企画です。
開催時間、入場方法、交通規制、天候による対応は変更される可能性があります。来場前には北海道芸術花火2026公式サイトで最新情報を確認してください。
まとめ
浅田真央さんの特別作品にラフマニノフが使われるのは、2013~2014年シーズン、そしてソチ五輪のフリーと結びつく曲だからです。
- 披露は2026年9月5日の北海道芸術花火2026
- 約4分で、ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章を使用
- 大矢亮さんと共同制作し、演技の感情や動きを花火へ再構築
- 浅田真央さん本人も来場予定
過去の名演技を懐かしむだけでなく、その意味が別の表現へどう生まれ変わるのか。夜空の「新しい演技」に注目です。








