『アナログナース』第2話の予告や出演情報を見て、「鳥を観察しているあの人は誰?」と気になった方へ。出演するのは、動物言語学者の鈴木俊貴(すずき・としたか)さんです。東京大学先端科学技術研究センターの准教授で、鳥の鳴き声や動きに込められた意味を研究しています。
ドラマでは、井上祐貴(いのうえ ゆうき)さんが演じる内科医・羽鳥哲生(はとり てつお)のバードウォッチング仲間を務めます。役柄と実際の研究を知ると、鳥を見る場面を少し違った角度から楽しめそうです。
※10月29日放送の第2話について、事前に公表された出演情報を紹介します。
10月28日付のテレ朝POST配信記事によると、鈴木さんが登場するのは、羽鳥が趣味のバードウォッチングを楽しむ場面です。病院の仕事から離れ、羽鳥の素顔が見える時間に登場するゲストという位置づけです。
| 知りたいこと | 公表されている内容 |
|---|---|
| 出演者 | 動物言語学者・鈴木俊貴さん |
| 出演回 | 2026年10月29日放送の第2話 |
| 役柄 | 羽鳥哲生のバードウォッチング仲間 |
| 本業 | 東京大学先端科学技術研究センター准教授 |
羽鳥役は井上祐貴さん、鳥を観察する仲間役が鈴木さん。この二人を分けて覚えておくと、出演者を探すときに迷いません。「鳥の先生」という印象を持つのも自然ですが、公表されている役柄はあくまで羽鳥の仲間です。
鈴木さんの専門である動物言語学は、動物が声や身ぶりを使って何を伝えているのかを探る研究です。大学の研究者紹介では、野外での観察に加え、音声の録音・解析や行動実験などに取り組むことが説明されています。
たとえばシジュウカラは、鳴き声の種類によって異なる意味を伝え、声を組み合わせて複雑なメッセージを作ります。「鳥の言葉がわかる」という表現の背景にあるのは、声と、その声を聞いた鳥の行動を照らし合わせる研究です。
人間の会話をそのまま鳥に当てはめるより、「この声を聞くと、相手はどう動くのだろう」と考えると、研究の面白さが見えてきます。ドラマで鳥を見つめる姿と、実際の研究者としての仕事がつながるところです。
東京大学が2024年3月25日に公表した研究では、シジュウカラが翼を小刻みに動かし、つがいの相手を先に巣箱へ入らせる行動が報告されています。発表では、この身ぶりを「お先にどうぞ」に相当するジェスチャーとして説明しています。
ポイントは、翼が動いたことだけではありません。相手と一緒にいる状況や、動きの後でどちらが先に巣へ入るのかまで調べ、伝達の意味を考えています。鳥の翼には、飛ぶ以外にも相手へ意思を伝える働きがある。そう知ると、何気ない仕草も観察したくなります。
鈴木さんは、科学エッセイ『僕には鳥の言葉がわかる』(小学館)の著者でもあります。出演告知では、バードウォッチングの場面に那須田灯も登場し、灯が見せるポーズは鈴木さんの著書に由来すると紹介されています。
ここは、出演者の名前だけでなく、場面の細部にも目を向けたくなるポイントです。事前告知では具体的なポーズの説明までは確認できないため、先ほどのシジュウカラのジェスチャーと同じものかどうかは、放送内容を確かめる必要があります。
ここからは記事としての見方です。羽鳥の趣味として描かれる鳥の観察に、実際に動物の声や仕草を研究する鈴木さんが加わることで、視聴者も「何を見ているのだろう」と自然に興味を持てそうです。
俳優としての経歴を並べる人物紹介より、目の前の小さな動きをどう読み取る研究者なのかを知る方が、この出演を楽しむ手掛かりになります。灯のポーズと合わせて、鳥を観察する三人のやり取りに注目したいところです。
『アナログナース』第2話で羽鳥のバードウォッチング仲間を演じるのは、東京大学准教授の鈴木俊貴さんです。鳥の鳴き声やジェスチャーの意味を研究し、『僕には鳥の言葉がわかる』も執筆しています。
出演場面を楽しむ鍵は、「誰なのか」に加え、「実際にはどんな研究をしている人なのか」を知ること。著書に由来するという灯のポーズにも、もう一つの見どころがあります。