2026年8月24日、Prime Videoがドラマ『地雷グリコ』を2026年11月13日(金)から世界独占配信すると発表しました。森七菜(もり なな)さんと蒔田彩珠(まきた あじゅ)さんがW主演を務めます。
タイトルだけを見ると、「漫画が原作?」「地雷とは何?」「どんなゲーム?」と気になりますよね。
結論からいうと、ドラマの原作は青崎有吾(あおさき ゆうご)さんの同名小説です。漫画版もありますが、小説をもとに後から作られたコミカライズで、ドラマの原作そのものは小説です。
また「地雷グリコ」は、本物の地雷を使う危険なゲームではありません。階段で遊ぶ「じゃんけんグリコ」に、相手を後退させる“地雷”のルールを加えた頭脳戦です。
原作小説『地雷グリコ』は、青崎有吾さんが手がけた全5編の連作短編集です。KADOKAWAから2023年11月27日に単行本が発売され、2026年6月16日には角川文庫版も刊行されました。
媒体ごとの順番を整理すると、次のようになります。
| 媒体 | 位置づけ | 主な日付 |
|---|---|---|
| 小説 | 物語の原作 | 2023年11月27日単行本発売 |
| 漫画 | 小説のコミカライズ | 2024年10月11日連載開始 |
| ドラマ | 小説の実写映像化 | 2026年11月13日配信開始 |
漫画版は暁月あきら(あかつき あきら)さんが作画を担当し、青崎有吾さんが原作としてクレジットされています。そのため、「漫画もある」という情報は正しいものの、漫画発のドラマではありません。
「グリコ」は、じゃんけんに勝った人が、勝った手に対応する言葉の文字数だけ階段を進む昔ながらの遊びです。
『地雷グリコ』では、この遊びに「地雷」が追加されます。地雷とは爆発物ではなく、プレイヤーが階段にひそかに設定する“罠の位置”のこと。相手の地雷がある段に止まると後退するため、じゃんけんの強さだけでなく、相手の配置を読む力が必要になります。
つまりタイトルは、「じゃんけんグリコ」+「見えない罠」というゲームの仕組みをそのまま表したものです。
原作の表題作で行われるルールは、次のように整理できます。
ルールの骨組みは単純ですが、進める段数が決まっているため、「相手がどの手を出すか」「どこなら着地しやすいか」「どの段に地雷がありそうか」という読み合いが生まれます。
なお、物語の面白さはルールの盲点を突く攻略にあります。この記事では、勝敗や逆転の仕掛けには触れていません。
原作は、身近な遊びに特殊ルールを加えた5つの勝負で構成されています。
| ゲーム名 | ベースとなる遊び | 追加される主な要素 |
| 地雷グリコ | じゃんけんグリコ | 階段に地雷を設定する |
| 坊主衰弱 | 坊主めくり+神経衰弱 | 百人一首の絵札と記憶を使う |
| 自由律ジャンケン | じゃんけん | オリジナルの手を加える7回勝負 |
| だるまさんがかぞえた | だるまさんがころんだ | 歩数とかけ声の文字数を入札する |
| フォールーム・ポーカー | ポーカー | 詳細な仕組みが物語の展開に関わるため割愛 |
Amazonの発表では「グリコ」「じゃんけん」「だるまさんがころんだ」など複数の遊びが紹介されていますが、ドラマが原作の5ゲームすべてを描くかは、2026年8月24日時点では発表されていません。
森七菜さんが演じるのは、普段はマイペースながら、勝負になると抜群の洞察力と戦略眼を発揮する射守矢真兎(いもりや・まと)です。
蒔田彩珠さんは、危なっかしい真兎を見守る世話焼きで心配性な親友・鉱田風日(こうだ・かざひ)を演じます。
監督は関和亮さん。公式発表ではCGや空想世界を使った映像表現にも触れられており、文章で進む複雑な読み合いをどう見せるかがドラマ版の注目点になりそうです。
なお、「地雷」という言葉から爆発や流血を想像するかもしれませんが、ここで描かれる中心はルールと心理のせめぎ合いです。Amazon MGMスタジオの公式コメントも、血を流さずに緊張感を生む作品だと説明しています。